『みんなのマナー』を読んでいただきありがとうございます。
私は管理人の齋藤陽一です。
このサイトを作ろうと思った理由や編集方針はこちらのページに書いてあるので、ここでは私の自己紹介を簡単にさせていただきますね。
⇒ このサイトについて
私は1975年生まれの40代のオッサンです。現在は宮城県の仙台市在住です。
バブルがはじけて、日本経済が停滞を始めたちょうどその時に、社会人になった世代です。
そんな停滞を続けるパッとしない日本社会で、ずっとサラリーマンを続けるのは、忍耐の日々でした…。
仕事を貰うためには、お客さんに礼儀正しく振舞い、プライベートでも自分を律してきちんと生活することを要求されました。
そうやって、社会人としてのマナーを叩き込まれ、窮屈なサラリーマン生活を送るようになりました。
私は厳格な基準の持ち主です
でも、そうやって、過度にマナーを守りながら生活していると、だんだんと他人のマナーが気になり出します。
駅の改札で割り込まれたらカチンときて、満員電車でリュックを背中に背負っている人にイライラします。
カフェで空いている席に荷物を置く人にもイライラし、大声で電話で話している人を睨みつけます。
そして、エスカレーターの片側を開けずに、塞いで立っている人にも、ランチに入ったお店でタバコを吸いだす他の客にも腹が立ってきます。
ちなみにエスカレーターは、歩いて登らずに両サイドに立って乗るものだそうです。ランチで入ったお店も別に禁煙じゃありませんでした。
本当の私は、自分が窮屈な想いをして、マナーを守っているのに、他人がマナーを守らずに好き勝手やっていることを、不公平に感じて気に入らなかったのでした。
マナーを守ることが正義と思ってました…
だからと言って、自分も好き勝手にやるわけにはいきません。
相変わらず、不公平に感じながら、私は嫌々マナーを守る良い日本人を演じていました。
でも、毎日のイライラは無くなるどころか、どんどん増していきます。
そんな、ストレスを無くすために、私はこう考えることにしました。
『俺はマナーを守る良識ある社会人だ!そして、マナーを守らない奴は愚か者で、いつかそのツケを払わされることになるはずだ!』
遂に私は、毎日のイライラをこじらせて、歪んだ人間になっちゃいました(笑)
『自分は歩くマナー!歩く良識人!』という傲慢な考えに基づいて、マナー違反をする人たちに、報復するようになりました。
満員電車でリュックを背中に背負ってる人を見つけると、そのリュックを押しのけました。
カフェで空いてる席に荷物を置いてる人を見つけると「すみませんこの席空いてますか?」と聞いて荷物をどけさせて、その席に座りました。
エスカレーターで両側が塞がっていると「すみません、通していただけますか?」と声をかけて、片側を開けさせました。
いや~自分で振り返っても、嫌な奴です。ほんと気分悪いですよね(-_-;)
こういう人間が、今でいうところのマナーポリスなのかもしれませんね。
でも、こんなことやっていては、本末転倒です。マナーはみんなが気持ちよく暮らすための、知恵であり、共通言語だと思います。
マナーは思いやりや優しさから生まれたものです。
私はマナーを厳格に守り、マナー違反をする人に報復行為をすることで、より大きなマナー違反をやっていました。そこには思いやりや優しさの、かけらもありません…。
報復行為をやるたびに、罪悪感を感じながらも、不公平な世の中に不満を持って、わがままな態度を続けていました。
でも、遂にそんな自分に嫌気がさしてきました。最近の社会規範を守らない人への、不寛容な風潮にもたくさん考えさせられました。
そこで、私は変わりたいと思ったんです。
そんな自分への自戒の念を込めてこのサイトを作りました!
マナーの根本にあるのは、周りの人に気持ちよく過ごして欲しいという、思いやりの心ですよね。
その心があれば、マナーを守る事より、周りの人のことを考えて柔軟に行動することができるはずです。
まず、自分がそういう人間になる必要があると思いました。だから、私は自分への自戒の念を込めて、“守るためにあるマナー”ではなく“みんなが笑顔で暮らすためのマナー”を学ぶためのサイトを作ることにしたんです。
そして、それを通して、今の不寛容な日本社会にも、ほんの少しでも思いやりの心を取り戻せたらと思いました。
まぁ、そんなことを言っても、相変わらずちょっとしたことで、イラっとしちゃう私ですが、それでも、今日も自分への自戒の念を込めて、記事を書き続けております。
毎日反省しながら、読んでくださる、みなさんの役に立つマナーの知識を発信していくので、どうぞよろしくお願いします!