このサイトについて

『みんなのマナー』のサイトを読んでくださりありがとうございます!

このサイトでは、ありとあらゆる物事に関するマナーを紹介しています。でも、そもそもマナーって、何なのでしょうか?

辞書でマナーの意味を調べると、こう書いてありました。

態度。礼儀。礼儀作法。「マナーのいい人」「テーブルマナー」

デジタル大辞泉の”マナー“より

マナーは態度や礼儀なんだそうです。

普通、態度や礼儀というのは、人間関係を発展させたり、良好に保つためのものです。

家族や友人はもちろん、会社の同僚や、道ですれ違う人同士の間でも重要なものだと思います。でも、マナーが重要なのは、あくまでも当事者同士の間でのことです。

それなのに、現代の日本では、過度にマナーを気にしたり、他人のマナー違反をあげつらったりすることが増えているように感じます。

最近のマナーは何かおかしくないでしょうか?

例えば、先日、京都の銭湯で張り出されたあるポスターが話題になりました。

そのポスターには「若い人や初めての人のマナー違反を見つけた時に、きつく叱るのではなく、優しく教えてあげてください」と書いてあったそうです。

TwitterのようなSNSでも、マナー知らずの不謹慎なつぶやきをして、炎上したなんて話は日常茶飯事です。

インターネットを始めとした通信手段が発達したことも影響してか、他人のマナー違反を悪い行いと断罪することが増えている気がします。

また、先日、平成から令和になった時にある女性タレントが「天皇皇后両陛下、お疲れ様でした。」とTwitterでつぶやきました。すると“お疲れ様は失礼だ!”という批判が集まったそうです。

ビジネスマナーなどでも、上司のような目上の人に、”お疲れさま”は失礼という説があることは確かです。

しかし、ほとんどの国語学者は、目上の人に”お疲れさま”と言っても失礼には当たらないとしているそうです。

このような由来が不明なローカルマナーが、独り歩きしているなんてこともよくあります。

さらには、マナーの捉え方は、人それぞれです。

ある日、私が温泉に入っていると、ある人が湯船にタオルを浸していました。それを見つけた別の人が、タオルを湯船に浸すのは不潔だから、マナー違反だと注意していました。

でも、その注意していた人は、体を洗わずに軽くお湯をかけた程度で、湯船に入ってきた人でした。

恐らく2人とも“タオルは湯船に浸さない”“湯船に浸かる前に体を洗う”というマナーを知らなかったのかもしれません。あるいは、それが不潔なことだとは思ってないのかもしれません。

このような無知が原因のマナートラブルも、よく見かける光景です。

でも、私はどのケースも、マナーの本質が分かっていれば、避けられるものではないかと思うのです。

マナーの本質は思いやり!

では、マナーの本質って何なのでしょうか?

上手にマナーを守れば、その場にいる人みんなが気持ち良く過ごすことができます。

マナー良く接してもらえた人は、感謝してくれるかもしれません。

マナーは人のためになること、いわば思いやりなのではないかと思います。

思いやりの気持ちがあれば、たとえマナーの知識が無くても、みんなが不快にならない行動が取れるのではないでしょうか?

また、マナーを守れば、自分自身の信頼も上がります。人のためにしたことが、巡り巡って自分のためにもなるのが、マナーだと思います。

私は今の世の中が、マナーを守ることばかりを過度に重視しているように思えます。そして、その本質の思いやりの心が、ないがしろにされているように感じました。

そこで、私はこのサイトを作ろうと考えました。

このサイトを作った理由

このサイトでは、世の中の人が気持ち良く過ごせることを目的とした様々なマナーを紹介していきます。

マナーは世の中の人みんなが気持ち良く過ごして、トラブルを避けるための共通言語のようなものだと思います。

みんなが正しくマナーを守って、気持ち良く生活できるようになる世の中になって欲しいと願っています。そして、何よりも読んでくださる方自身が気持ちよく過ごせることや、トラブル回避のために役立てていただきたいと考えています。

マナーは世の中の人みんなのためのみんなのものだと思います。私はそんな思いを込めて、このサイトの名前を『みんなのマナー』にしました。

みんなのマナーの編集方針

マナーは守るためにあるものではありません。

世の中の人たちが、仲良く幸せに過ごすためにあるものです。

そんな考えの下に『みんなのマナー』では、次のような方針で、運営しています。

マナーを押し付けません

『みんなのマナー』では、あらゆる物事のマナーを紹介しています。

しかし、その目的は世の中の人にそのマナーを守ってもらうことや、正しいマナーを誇示することではありません。

読んでくださる方が、毎日を気持ちよく過ごし、余計なトラブルに巻き込まれないための、知識を提供できればと考えています。

あなたが、そのマナーを守るかどうかが重要なことではありません。あなたがマナーの知識を身に付けて、必要に応じてそれを実践し、毎日が少しでもハッピーになれば幸いです!

中立で客観的な立場で紹介します

『みんなのマナー』は、マナーを守る人は”善”で、守らない人は”悪”なんて立場は取りません。そもそも、そんな上から目線で、他人を断じることができる資格なんて、私にはありません(^^;

マナーは世の中の人みんなが、幸せに生活するためにあるものです。

マナーを守ることが正義なんて考えは、マナーが人間の幸せよりも優先されるような、行き過ぎたものになりかねません。

また、マナーは特定の誰かのものでもありません。

だから、誰かの利益を優先させるような偏ったものにならないように、中立的で客観的な情報をもとに記事を書いていきます。

ローカルマナーや疑わしいマナーも紹介します

『みんなのマナー』では、あまり一般的でないローカルマナーや、由来や根拠が疑わしいマナーも紹介します。

なぜなら、そのようなマナーを知らないことで、トラブルに巻き込まれることもあるからです。

最近では。そのような怪しいマナーを振りかざす人から、いわれのない批判を受けて、それによって不快な経験をすることもしばしばです。

トラブルを避けるためには、そのような怪しくて疑わしいマナーも知っておく必要があります。

それを守るかどうかは別にして、知識として身に付けておいた方が良いと思われるローカルマナーや、疑わしいマナーも紹介しています。

ご意見や誤りの指摘は大歓迎です!

『みんなのマナー』は読者の方々の役に立つ、マナーの知識をお届けするのが目的です。

そのために、正確で詳しい情報を書くように努めています。

しかしながら、時には書いてある内容に、誤りや陳腐化したものが含まれている可能性があります。

そのような誤りや、書いてある内容に疑問やご意見がある場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

何度も言うように『みんなのマナー』は、書いてあるマナーを押し付けたり、正しさを誇示するようなサイトではありません。

ただ、正しくて役に立つマナーの知識をお届けしたいだけです。

だから、もし書いてある内容に誤りがあれば、正しい内容にすぐに直しますので、気軽にご指摘ください。

マナーを活用して豊かな生活を!

最近は『マナーポリス』なんて、言葉ができるくらい、マナーを守らなかったり、知らない人に対して、不寛容な世の中になっています。

しかし、マナーは守ることが目的でなく、それによって、私たちが楽しく平和に過ごすためのものです。

私はこのサイトを”マナーの辞書”のようなサイトにしたいと考えています。ブックマークに追加していただいたり、スマホのショートカットにしてもらえるようなサイトにしたいなと考えています。

そんな『みんなのマナー』に書かれている内容が、あなたの毎日を豊かにする一助にしていただければ幸いです!