友人との食事や、職場の宴会などでよく見かけるのが、箸をひっくり返して、手に持つ部分で料理を取り分ける行為です。
かなり頻繁に見かけますが、実はこれ逆さ箸(返し箸)と呼ばれる、立派なマナー違反です!
実際に、多くの人は逆さ箸を嫌っています。
でも、料理を取り分ける時の正しいマナーだと、誤解している人は多いです。
もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね!でも、そんなあなたは、密かに嫌われているかもしれませんよ!
というわけで、今回は逆さ箸をやめた方がよい理由をお伝えします。
もくじ
逆さ箸はマナー違反なの?
まず、逆さ箸をご存じない方のために、念のため逆さ箸をやっちゃってる動画を載せておきますね。
逆さ箸はお箸の無作法として名前がある、立派なマナー違反です。
逆さ箸は昔からマナー違反とされてきました。
逆さ箸が無作法とされる理由
昔は食事というものは、神仏と共にするものと考えられてきました。
そして、箸の上の部分は、神仏が使う部分とされていたのです。だから、その部分を人間が使うことは、マナー違反とされているのです。
しかし、神仏が使う部分だから無作法と言われても、現代の私たちには、説得力を感じさせないですよね…。
現に相変わらず逆さ箸をする人はいなくなりません。いったい、なぜこんな使い方が無くならないのでしょうか?
逆さ箸が不滅な理由!?
逆さ箸が無くならない理由はシンプルです。
それは料理を取り分ける時には、その方が清潔だと考えられているからです。
その方が衛生的で、気配りが利く人だと見られると考えられてるわけです。
しかし、逆さ箸はとっても嫌われています。
逆さ箸は嫌われている!
料理を取り分ける時のマナーとして、根強く残っている逆さ箸ですが、実際にはメチャクチャ嫌われています。
原田さん、テーブルマナーとかあんまり気にしないタチですが、サラダ等を取り分ける時の「逆さ箸」が嫌いです。
自分は使う箸で取り分けても気にしないけど、気を使える自分アピールをするなら取り分ける用の箸をもらえばいいんじゃないかな。
逆さ箸で済ますのは、中途半端すぎる。— 原田ダダスケ (@DD_Harada) 2016年10月3日
旦那氏側の家族は逆さ箸をする。「おかずを取るときは逆さ箸にしなさい」と刷り込まれて帰ってきた我が3姉妹…やめてーーー。
我が家は取り箸を必ず付けてるんですーー。逆さ箸はマナー的にアレですーーー。— (ё)あんちょこ(ё) (@Hey_sakana0417) 2019年1月30日
逆さ箸で取り分けるくらいなら、やらない方がマシかもしれません。
そして、逆さ箸は衛生的にも、かなり良くないんですよ!
逆さ箸がダメな理由
逆さ箸は、それまで手で握ってた部分で、料理を掴むことになります。
それはすなわち、手で料理を掴んで取り分けるのとあまり変わりがありませんよね。
逆さ箸は食べ物手で握って渡すのと同じですぞ〜😳
— 喜屋武ちあき💃フリーランサー (@kyanchiaki) 2016年6月23日
何よりも、手のひらは結構汚れています。私たちが普段から、触れているスマートフォンのパネルや、パソコンのキーボードなどはトイレの便器以上に雑菌が多いのです。
皿から取り分けるときに箸の反対側を使う逆さ箸の人がたまにいるけど、箸の反対側も汚いよね。マナー的にもインフルエンザウイルス的にもアウト。 pic.twitter.com/f9qHJv0XQ6
— zapa (@zapa) 2019年2月8日
その数はキーボードなら5倍、スマートフォンのパネルなら10倍もいるそうです。
そうは言っても、病原性の細菌でなければ、全く問題ありません。そもそも、食べる前にちゃんと手を洗っていれば、雑菌の数はトイレの便器の1/10~1/100以下の数になってしまいます。
でも、手のひらは温かく、皮脂成分などのエサになるものもあり、雑菌にとっては比較的繁殖しやすい環境です。
手洗いしても、しばらく経てば、また雑菌だらけになります。
そう考えると、手のひらは基本的に不衛生なものと考えた方が良いです。
もし、気配りを利かせて、料理を取り分けたいのであれば、ちゃんと取り箸を用意してからにした方が良さそうです。
衛生的なことを気にする人もいるので、逆さ箸はやめた方が良いと思います(^^;
まとめ
というわけで、今回はお箸の使い方である、逆さ箸について考えてみました。
逆さ箸は昔から、無作法とされてきました。そして、実は現代でも嫌う人が多い行為です。
- 料理を取り分ける時には、逆さ箸をする
- 料理を取り分ける時には、取り箸を用意する
料理を取り分ける時に、箸を逆さまにするのは、気配りのようで、実は不快に感じる人が多く逆効果です。
料理を取り分ける時には、面倒でも取り箸を用意するようにしましょう。
不快に感じる人がいる以上、逆さ箸はやらない方が良いですよね。
料理を取り分ける時には、面倒でも取り箸を用意するようにしてみてくださいね!