うどんの食べ方にマナーはあるの?実はすすらないのが正しい!




皆さんはうどんを食べる時には、どうしてますか?

多くの人は、ズズズッと吸い込んで食べるのではないでしょうか?

でも、どんな食べ物でも、音を出すのは基本的にマナー違反です。麺類だけに認められた、この食べ方は果たして、うどんでも許されるものなんでしょうか?

…なんて大げさなこと言っても、きっと皆さんはそんなこと気にせず、多かれ少なかれ、音を出しながらすすって食べてますよね(笑)

でも、今回はあえて、音を出して食べるのが当然な、うどんの食べ方のマナーを考えてみたいと思います。

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もくじ

麺類が音を出して食べても許される理由

そもそも日本では、麺類全般は音を出して食べても良いものという認識です。

でも、これは厳密に言えば、無作法なんだそうです。

世界の食事のマナーは、基本的に過度に音を立てるのは、マナー違反です。これは和食でも、同じなんです。

そして、元々は麺類であっても、音を出して食べるのは、無作法とされていました。

しかし、江戸時代にそばを食べる時には、音を出して吸い込むことが、美味しくて粋な食べ方だとして、定着してしまいました。

それから、他の麺類も、音を出して食べるようになってしまったんです。(詳しくはこちらの記事で解説していますよ!)

そばの食べ方のマナー!音を立てることの是非にケリを付けます!

2019.05.30

そういうわけで、うどんを食べる時には、わざわざ音を出してすすり込む必要なんて無いんです。

それを踏まえて、どんな食べ方をするのが、マナーなのかを考えてみました。

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音は抑える

実は調べてみると、うどんを食べる時は、過度に音を出さない方が良いという意見が多かったです。

そもそもそばを空気と一緒に吸い込むのは、そばの香りを一緒に吸い込むためです。

うどんも『小麦の香りを楽しむべし』なんて言ってる人がいます。でも、小麦の香りは、繊細でほのかなものではないかと思います。

空気と一緒に吸い込んだら、逆にその香りが感じられなくなってしまいそうです。

わざわざ、勢いよく吸い込む理由が、うどんには無いわけです。

これを踏まえると、うどんは逆に音を抑えて食べる方が、美味しいのではないでしょうか?

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汁は飛び散らないように

うどんの中でも、最も危険なのがカレーうどんですね(笑)

思いっきり吸い込むと、汁が飛び散ります。

飛び散った汁が、自分の服や他人の服に付いてしまったら大変ですよね。

服を汚さないように、うどんの汁が飛び散らないようによく注意しましょう!

カレーうどんの汁がシミになる理由

カレーうどんの汁が服に付いたら、一大事です!カレーのシミは落ちにくいことで有名です。

カレーのシミが落ちにくい理由は、カレーのスパイスに含まれているターメリック(ウコン)が原因です。ターメリックに含まれるクルクミンというポリフェノールが、一旦服に付くと、とっても落ちにくいのです。

ちなみに醤油の色素もシミになると、落ちにくいことで有名です。カレーうどん以外でも、汁が飛び散らないようにした方が良いですよ(^^;

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レンゲにのせて食べる

うどんの理想的な食べ方は、麺をレンゲに乗せてから口に運ぶことだそうです。

上品な食べ方ですね(笑)

これなら確かに音も出ないですし、汁も飛び散りません。

でも、食べきるまでに時間がかかりそうな食べ方ですよね。

個人的には、多少は勢い付けて食べないと、美味しく感じそうにないなと思ってしまいます(^^;

まとめ

というわけで、今回はうどんの食べ方のマナーを考えてみました。

今回、紹介したマナーをおさらいしておきます。

うどんのマナー

  • 音は抑える
  • 音を出すのは、基本的にマナー違反です。特にうどんは無理に音を出さなくても美味しい食べ物なので、過度な音を出すのは控えましょう。
     

  • 汁は飛び散らないように
  • 飛び散った汁が服に付くと、自分も周りの人も大変です。なるべく汁が飛び散らないように静かに、食べましょう。
     

  • レンゲにのせて食べる
  • 麺をレンゲに乗せて食べると、音も出ず、汁も飛び散りません。

基本的には、厳格なマナーなんて無い食べ物です。

自分が美味しいと思う食べ方をするのが、一番正しいマナーかもしれませんね(^^♪

今回紹介したマナーを参考にして、うどんを楽しんでみてくださいね!

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マナーの重要度を示すマークの意味

「みんなのマナー」では、その記事で紹介したマナーの重要度を評価しています。

その重要度はマークで示しています。

それぞれのマークの意味はこうです。

【マークの意味】
マーク 意味
これを守らないと周りに大きな迷惑が掛かります。自分の信用も失うので、忘れずに守るようにしたいマナーです。
これを守らないことでの周りへの迷惑はそれほどでもないです。でも、できれば守っておきたいマナーです。
これを守らなくても、周りの迷惑にはなりません。でも、守ると少し信用がアップするかもしれないマナーです。
根拠や由来が謎だったり、賛否両論があるマナーです。逆に信用を失う危険があるので、注意が必要です。