四川料理の中でも人気が高い食べ物の一つに、麻婆豆腐がありますね。
こんなものレンゲですくって食べるだけで、マナーなんて何も無さそうに思いますよね?
でも、やっぱりちゃんとしたマナーがあるんだとか…。例えば、皆さん気にしているのは、麻婆豆腐をご飯の上にかけて食べて良いのか?というものです。
確かに味噌汁をかけて食べるのは、行儀が悪いって怒られましたが、麻婆豆腐でもマナー違反になるのか気になりますよね?
他にも調べてみたところ、意外なマナーも見つかりました。でも、正直どれも微妙かも…(^^;
というわけで、今回は麻婆豆腐の微妙なマナーを紹介します…。
もくじ
ご飯にかけない
まず、よく言われるのが、麻婆豆腐をご飯の上にかけるのは、マナー違反だというものです。
でも、これは結論から言うと、問題無いんだそうです。
中華料理店でも、普通に麻婆丼とか麻婆飯なんて名前で、最初からご飯の上にかかった状態で提供されていますよね。
それに、天丼やカツ丼、親子丼と、ご飯の上に最初から料理が乗ってる食べ物は、日本にもたくさんあります。
強いて言えば、お茶碗が麻婆豆腐の油で汚れるので、洗うのが大変かもしれません。しかしそれでも、ご飯の上にかけて食べるのは、自由だというのが一般的な意見のようですね。
中華料理では、汁物をご飯にかけて食べるのは、マナー違反じゃありません。
汁物をかけちゃいけないというのは、和食のマナーなんです。
しかも、麻婆豆腐は汁物というほどサラッとしてません。カレーをご飯にかけるのと近い感覚なのかなと思います。
いずれにせよ、ご飯にかけるのは、自由です!
箸で食べる
実は麻婆豆腐は箸で食べるのが、中国での正式なマナーなんだそうです。
基本は箸を使い、あらかた食べ終わったら、レンゲやスプーンで残りを食べるのはOKとされています。
でも、あんなドロッとした物を箸で食べるなんて、難しいですよね…。豆腐やひき肉などは、頑張れば食べられそうですが、餡はごっそり残ってしまいますよね…。
最後に餡ばっか食べさせられても、美味しくないですし、これをマナーって言われても、非現実的な気がします…。
私はマナーってみんなが気持ち良く過ごすための、機能的なものだと思うんですよね。
別に麻婆豆腐をレンゲで食べても誰も不快に感じたりしませんよね。そう考えると、麻婆豆腐を箸で食べるって、かなり謎なマナーだと思います。
というわけで、麻婆豆腐の代表的なマナーは、この2つです。どちらも謎なマナーでしたね(^^;
さらに個人的に謎なのが、麻婆丼と麻婆豆腐定食の違いです。多くの中華料理店で、麻婆丼と麻婆豆腐定食は別のメニューとして、存在しています。
いったい、何の違いがあるんでしょうか?
麻婆飯と麻婆豆腐定食の違い
麻婆飯と麻婆豆腐定食って、何が違うんでしょうか?
私がよく行く四川料理屋さんでも、麻婆飯と麻婆豆腐定食は、最初からご飯の上にかかっているか、別盛りになっているかの違いだけでした…。
実は中国には、”麻婆豆腐定食”というメニューはありません。
定食というのは、和食の一汁三菜の考え方に従って、小鉢などが添えられた食べ方なんです。
麻婆豆腐が主菜で、他には副菜や漬物、汁物などが一緒に出てくるのが、麻婆豆腐定食です。
つまり、麻婆飯と麻婆豆腐定食の違いは、厳密には副菜が存在するかどうかなんです。
最初からかかっているか別盛りかは、実はあまり関係無いんです。もし、ご飯の上にかけてしまいたければ、かけちゃっても大丈夫なわけです。
まとめ
というわけで、今回は麻婆豆腐の食べ方のマナーを紹介しました。
調べてみると、どれも微妙な謎マナーが多かったですよね…。
というわけで、おさらいしておきます。
- ご飯にかけない
- 箸で食べる
麻婆豆腐はご飯の上にかけて食べるのは無作法というものです。でも、麻婆丼のようなメニューは普通に存在するので、特にマナー違反にはならないのではないでしょうか。
麻婆豆腐の正式な食べ方は、箸を使うことだそうです。でも、レンゲやスプーンを使って食べても、誰も不快には感じないはずです。無理にこだわるマナーではないように思います。
結局、麻婆豆腐は基本的な食のマナーさえ守れば、自分の好きなように食べて良いものだと思います。
皆さんも辛くて美味しい麻婆豆腐を楽しんてみてくださいね!