座席を倒す時に声をかけるのは不要?賛否両論というのはウソでした!




最近、目にしたニュースに、新幹線や飛行機、長距離バスで座席を倒す時に、後ろの席の人への声掛けのことが議論されていました。

多くの人は、座席を倒す時に、後ろの席の人に声をかけるのがマナーと考えています。でも、一部の人は、そんな声掛けされる方が、迷惑と考えているようです。

私は必ず声をかける人なので、本当に迷惑に感じてる人がいるのか、調べてみました。すると、意外なことが分かりました!

これを知らずに、いきなり座席を倒したりすると、トラブルになっちゃうかもしれませんよ。

というわけで、今回は新幹線や飛行機などで、座席を倒す時のマナーについて考えてみます!

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もくじ

座席を倒す時に声はかけるべき?

座席を倒す時に声をかけることについて、世の中の人はどう感じているのでしょうか?

賛否両論あるとのことだったので、インターネットやSNSで調べてみました。

賛成派の声

まずは、賛成派の声から紹介しますね。

座席を倒す時に声をかけない人に対して、世の中の人はどう感じてるのでしょうか?

皆さん、かなり不快に感じているようです(^^;

特徴的なのは、皆さんかなりのイライラ怒りを表現しています。

そして、なんと言っても、意見の数の多さが際立ちます!とにかく、不満や怒りを表現する意見の数が多いです。

やっぱり、座席を倒す時には、声をかけるべきと考えている人は、とても多いようです。

座席を倒されると不快な理由

人間には他人に入られると不快に感じる、パーソナルスペースというものがあります。パーソナルスペースは、相手との信頼関係によって広さが変わります。

信頼が低い人に対しては、当然広くなります。

座席を倒す場合も、パーソナルスペースに無断で侵入されることになるので、不快に感じます。

しかし「倒して良いですか?」⇒「良いですよ」のやり取りをすると、信頼関係が上がります。そのため、パーソナルスペースが狭くなり、不快に感じなくなるわけです。

否定派の声

一方で、座席を倒す時に、声なんてかけなくて良いと考えている、意見を探してみました。

まず、“私は声なんてかけない”という人は、少しはいました。

声なんてかけないとは言いつつも、やっぱり、多少の後ろめたさはあるみたいですね(^^;

わざわざ「自分は声なんてかけない!」って宣言する人は、少ないと思います。それでも、否定派の人の意見はとても少なかったです。

そして、いくら調べてみても「声をかけられるのは迷惑だ!」なんて意見は、見つかりませんでした。

賛否両論と言うからには、賛成派と否定派の意見が拮抗しているのかと思ったんですが、実際には圧倒的に賛成派の意見の方が多かったんです。

声をかける人と声をかけない人の比率は、拮抗しているようです。しかし、声をかけられなくても、平気という人は少なく、いきなり倒されることを不快に感じる人の方がはるかに多かったです。

恐らく一部の声の大きい、有名人や芸能人が、”声なんてかけなくて良い”、”集中してるところに声をかけられるのは迷惑!”と言ったのが、賛否両論あるかのように誤解されてしまったようですね。

やっぱり、世の中の人の実際に気持ちを踏まえると、座席を倒す時には、どう考えても声をかけた方が良さそうです。

というわけで、次は改めて、座席を倒す時のマナーを考えてみます。

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座席を倒す時のマナーを考えてみた!

まず、座席は倒せるようになっているので、座り心地を良くするために、適度に倒すのは、乗客の当然の権利です。

でも、後ろに座っている人にも、もちろん、快適に過ごす権利があります。

調べていて、よく見かけた意見に『座席を倒すことまで料金に含まれているんだから、後ろの人に断る必要は無い!』というのがありました。でも、それを言うなら後ろの人にも、十分余裕のある空間で快適に過ごすことまで料金に含まれていると思います。

だから、やっぱり丁寧に声がけするのは、大切なことだと思います。

というわけで、座席を倒す時のマナーを順番に見ていきましょう。

人がいないうちに適度に倒す!

最も安全確実なのは、真っ先に自分の席を確保して、後ろに誰も座ってないうちに、座席を倒してしまうことです。

これなら、文句を言う人がいないので、なにも問題ありません。こんなのマナーとは呼べませんが、一番良い方法だと思います。

ただし、誰もいないからといって、めいっぱい最高まで倒しておくのはNGです!

最高の角度まで倒されるのを不快に感じる人も、かなり多くいます。

かなりの高角度で倒している時に、後ろの座席に人が座ったら、やはり、一言声をかけるのをおすすめします。

「倒します」と宣言する

大多数の人は、”声をかけるべき”と考えていますが、ごく一部にはそれをウザいと感じる人もいるようです。

そういう人たちの言い分は『倒して良いですか?って聞かれて、”ダメだ!”なんて言うわけないんだからイチイチ聞くな!』というものです。

まぁ、確かにそうですよね(^^;

こっちだって『ダメ!』って、言われることは想定してないわけなので、このやり取りを変と考えるのも一理あります。

というわけで、座席を倒す時は「倒して良いですか?」と許可を貰うのではなく、「すみません、後ろに倒します」と注意喚起する形の言い方が、自然ではないかと思います。

静かに倒す

座席を無言で倒されることを不快に感じる理由の一つに、いきなり倒されると、備えることができないことがあるようです。

中には頭をぶつけたり、飲み物がこぼれたなんて、声もありました。

これは基本中の基本だと思いますが、座席を倒す時には、ゆっくり静かに倒すようにしましょう。

寝てる時は声をかけない

声をかけられるのを嫌がる人は、”寝ている時に起こされた”という理由もあるようです。

確かに、自分がされたら嫌なことですよね。

というわけで、後ろの座席の人が、寝ている場合は、声をかけずに静かに倒しましょう。

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まとめ

というわけで、今回は座席を倒す時に、声をかけるべきかどうかについて考えてみました。

やっぱり、断然、声をかけるべきという意見が多かったです。

声が大きい人の意見が、独り歩きしていただけで、声をかけられるのを迷惑に思う人は、ほとんどいないというのが真実のようですね。

というわけで、座席を倒す時のマナーをおさらいしておきましょう。

座席を倒す時のマナー

  • 座席を倒す時は声をかけると迷惑
  • そんなことはありません(^^;一言で良いので「席を倒します」と声をかけてあげるのがマナーです。
     

  • 人がいないうちに適度に倒す!
  • 声をかけるのが恥ずかしいという人は、真っ先に座席を確保して、人がいないうちに倒してしまいましょう。
     

  • 「倒します」と宣言する
  • さすがに座席を倒すのを拒否する人はいません。そのため、声をかける時には「席を倒します」と注意喚起するくらいが自然ではないでしょうか?
     

  • 静かに倒す
  • 座席を倒す時は、ゆっくり静かに倒しましょう。
     

  • 寝ている時は声をかけない
  • 後の人が寝ている時には、声をかけずに、ゆっくり静かに席を倒しましょう。

自分が座っている時にも、声をかけられるのと、かけられないのとでは、気分に雲泥の差がありますよね?

ちょっとした一言で、後ろの人の気持ちが正反対に変わります。

ぜひ「席を倒します」の一言を、忘れないでくださいね!

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あなたにとって、マナーはどんなものですか?

マナーは本来、知らない人同士でも、気持ちよく過ごすことができるように考えられた、暗黙のルールだと思います。

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マナーの重要度を示すマークの意味

「みんなのマナー」では、その記事で紹介したマナーの重要度を評価しています。

その重要度はマークで示しています。

それぞれのマークの意味はこうです。

【マークの意味】
マーク 意味
これを守らないと周りに大きな迷惑が掛かります。自分の信用も失うので、忘れずに守るようにしたいマナーです。
これを守らないことでの周りへの迷惑はそれほどでもないです。でも、できれば守っておきたいマナーです。
これを守らなくても、周りの迷惑にはなりません。でも、守ると少し信用がアップするかもしれないマナーです。
根拠や由来が謎だったり、賛否両論があるマナーです。逆に信用を失う危険があるので、注意が必要です。