最近は町中に色んなカフェが存在しますね。
友人と一緒に時間を過ごしたり、勉強や仕事、暇つぶしなど様々な目的で利用します。
でも、頻繁に利用するからこそ、マナー違反をしている人は、気になると思います。
騒々しい人や長居する人、席を占有する人などは、特に嫌われます。皆さんもこういう客を、不快に感じたことがあるのではないでしょうか?
日常的に利用する場所だからこそ、マナーには気を付けたいですよね。
というわけで、今回はカフェのマナーを考えてみます。
もくじ
長居しない
カフェのマナーで最も多いものの一つが、“長居する”ことが良いかどうかです。
混んでる時に2時間も3時間も長居する客は、待っている人にも迷惑ですし、お店にとっても迷惑です。
では、カフェにはどれくらいまで滞在しても良いんでしょうか?
実は”○時間まで滞在する”というような明確な同意が、お店と客で成立していなければ、制限は無いんだそうです。
※参考「長時間の在席お断り」「勉強お断り」の店に“長居”する行為、法的問題は?
このような同意が無ければ、お店と客の間には、混雑してきたなどの合理的な理由が無い限りは、“閉店までいても良い”という契約が成立していると考えるそうです。
なんとも意外ですね…。つまり、空いてる限りは、閉店までいたって良いわけです。
いつも仕事で長居している私には、嬉しい真実です(^^♪
とは言え、誰でも気持ち良くカフェを利用するためには、限度というものがあります。空いてる時なら良いかもしれませんが、それ以外の時には、原則にこだわらず、柔軟に振舞うことが大切だと思います。
混んできたら退店する
“カフェには基本的には長居しても良い”と言っても、“混雑してきた”、“数時間経過している”などの合理的な理由があれば、お店はお客に退店を要求することができます。
そして、この要求に従わない場合は、刑法の「不退去罪」に問われます。
度を越えた長居は、法律違反なんです!
これを踏まえると、少なくとも飲食が終わっていて、お店が混んできたら、なるべく早く退店することが望ましいですね。
これはマナーというよりも、ルールのレベルの話です(-_-;)
長時間利用とは、何時間以上のことを指すのでしょうか?
判例では、お店の対応に腹を立てて、3時間居座った客が、不退去罪で有罪になったことがあります。カフェではありませんが、3時間を目安として考えると良いかもしれませんね。
荷物で席を占有しない
よく見かけるマナー違反が、空いている席に荷物を置く行為です。
混雑時に一人掛け用の横並びの席なんかで、これをやるのは、特に大迷惑です。
最近は荷物を入れるカゴなんかが、常備されているお店がほとんどです。荷物はそのようなカゴに入れて、席を占有するのはやめましょうね。
ちなみに、私の場合は他に席が無い時に、これをやっている人を見つけたら
「すみません、この席を利用したいので、もし良かったら荷物を移動していただいて良いですか?」
なんて言って譲ってもらっちゃいます。
丁寧に伝えれば、拒否する人なんていませんよ。
勉強や仕事で利用しない
繁華街のお店なんかでは「混雑時には、勉強やゲーム、お仕事での利用はご遠慮ください」なんて張り紙を見かけますね。
でも、実はこれって従う必要は無いんだとか…。
これも商品購入時に、お店と客の間で明確な同意が無ければ、契約として成立してないと考えるんだそうです。
とは言え、マナーの基本は思いやりの精神です。
多くの人が利用したいと考える時間帯は、仕事や勉強での利用は避けるようにしましょうね。
大声で話さない
友人と一緒に時間を過ごしている時なんかは、当然おしゃべりをすると思います。
私の場合は、仕事で利用することが多いですが、隣の席でおばちゃんがしゃべっていても、気にしないようにしています。なぜなら、カフェの本来の利用目的って、そういうものだからです。
楽しくしゃべっている人に、文句を言う資格なんて無いですからね。
でも、度を過ぎた大声で話す場合は、違いますよね。
“そんなに大声で話さなくても、相手には聞こえるでしょ”って思うくらいの声で、話している人もたまにはいます。
自分の声の大きさには、注意しましょうね。
携帯電話で話さない
言うまでもなくカフェは、電話するための場所じゃないですよね。
電話で話すのは、席じゃなくてもできるはずです。
空いていて周りに誰もいないならともかく、混雑しているお店では電話する時は、迷惑にならない場所に移動するようにしましょう。
携帯電話って、普通の声量で話しているだけでも、なぜあんなに不快なんでしょうか?
諸説あるのですが、よく言われるのは、実は携帯電話が不快な理由は、声量ではなく、気が散るからなんだそうです。
通常の会話は、お互いのやり取りが聞こえるので、ちゃんと会話が成立します。周りにいる人にとっても自然に聞こえるので気になりません。
しかし、電話の場合は片方の声しか聞こえず、会話も途切れ途切れなので、不自然で非常に気になります。
そのため、集中が妨げられ不快に感じるのです。
充電のためだけに席を占有しない
最近よく見かけるのは、スマートフォンやパソコンを充電するためだけに、席を占有することです。
繁華街のお店には、自由に使っても良い電源がある席があります。この電源を充電のために使って、自分は別の席に座っている人がたまにいます。
私の場合は電源席を使いたい人なので、これはとても迷惑です。これをやっている人を見つけると、わざと落とし物として、お店に届け出てやろうかと思うくらいです。(小心者なので、本当にやったことは無いですけど…)
本当にその席を利用したい人の迷惑なので、充電だけのために席を占有する行為はやめましょうね。
まとめ
というわけで、今回はカフェの利用マナーを考えてみました。
もう一度、おさらいしておきましょう。
- 長居しない
- 混んできたら退店する
- 荷物で席を占有しない
- 勉強や仕事で利用しない
- 大声で話さない
- 携帯電話で話さない
- 充電のためだけに席を占有しない
カフェに長居するのは、法律上は問題ありません。でも、飲食が済んだら常識の範囲の時間で退店するようにしましょう。
お店側は混雑してきたり、数時間以上利用している客は退店させることができます。そのため、混雑しているお店では、飲食が終わって少ししたら、退店するようにしましょう。
座席は人が座るためのものです。荷物は専用のカゴに入れるようにして、座席には置かないようにしましょう。
実は”勉強や仕事の利用はダメ”と張り紙してあっても、法律上は従う義務はありません。しかし、マナーは人が気持ちよく過ごすためのものなので、混雑している時は勉強や仕事での利用は避けましょう。
カフェは談笑の場でもあるので、おしゃべりするのはもちろん構いません。でも、不必要に大声で話すのはやめましょう。
カフェは電話をするための場所ではないですよね。電話をする時は席を外して、人がいない場所で話すようにしましょう。
電源付きの席を、スマホやパソコンの充電のためだけに、占有するのはやめましょう。
私の場合は、家よりも外出した方が、生産性が高いので、日常的にカフェを使います。どうしても長居しがちです。
自分でこのような記事を書いていると、心に刺さるマナーばかりですね。
いつもお世話になっているカフェだからこそ、正しく使いたいなと思いました!
皆さんもマナーを守って、気持ちよくカフェを利用してくださいね!