目上の人とお酒を飲む時には、色々と気を遣いますよね?
そんな宴席でのマナーの一つに、ビールの注ぎ方があります。
ビールはただ注げば良いってもんじゃありません…。実は細かいマナーがあるんです。
「とにかくグラスが空いたら、お酌すれば良いんでしょ!」って思ってるとしたら、それは大きな間違いなんですよ!
ビールは最もポピュラーなお酒の一つなので、正しい注ぎ方を覚えて、スマートに振舞いたいですよね。
というわけで、今回はビールの注ぎ方のマナーをお届けします!
もくじ
持つ時も注ぐ時もラベルを隠さない
まずビールを持つ時には、ラベルを隠さないようにします。
更に注ぐ時には、ラベルが上に来るように傾けて、注ぐようにします。
これは瓶でも缶でも同じです。
ただ、実際の宴会の席で、ラベルが上に向いてないことを、気にする人なんているんでしょうか?私は今まで、そんなことを気にする人には、会ったことありません(^^;
ラベルが上向きだと美味しく注げるというならまだしも、盛り上がっている時に、いちいちラベルの向きを気にする人なんて、ほとんどいないんじゃないでしょうか?
ビールの謎マナーの代表格だと思います…。
勝手に注がない
グラスが空になっているからといって、勝手に注ぐのはNGです。
ペースを考えて飲んでるかもしれないですし、他のお酒を飲みたい人もいるかもしれません。
場合によっては、お酒を強要している形にもなってしまいます。
グラスが空になっているのに気づいたら「注ぎましょうか?」とか「どうですか?」など、一言聞いてから注ぐようにしましょう。
瓶や缶をグラスに付けない
缶や瓶は、グラスの縁に付けないようにして注ぎます。
色んな人が同じ瓶や缶を共有するので、グラスにくっ付けてしまうと不潔だからです。
でも、グラスの縁にくっ付けないように注ぐのは、結構慎重さが必要です。慣れないと結構難しいです(^^;
意外に気にする人は多いので、注ぐ時にはくっ付かないように気を付けましょう。
注ぎ足さない
ビールは注いでからしばらくすると、気が抜けてしまうものです。
そこに、新たに注ぎ足すと新しく注いだビールが、美味しくなくなってしまうわけです。
ビール好きは結構こだわる人が多いので、むやみに注ぎ足すのはやめましょう。
少なくなっているグラスを見つけたら、やはり「どうですか?」一言声をかけてから、注ぐようにすると良いと思います。
美味しい注ぎ方をする
ビールは適度に泡が立っている方が、美味しいですよね。
専用のビールサーバーであれば、泡を作り出すことができるので、苦労せずに美味しい状態で注ぐことができます。
でも、普通に瓶や缶から注ぐ時は、そうはいきませんよね。
ところが、コツを守れば、美味しく泡を立てることができます。
そのコツとは、“三度注ぎ”というものです。
手順はこうです。
- グラスの底にぶつけるように注いで泡だらけにする
- 泡と液体の層が同じくらいの厚さになったら、静かに注ぎ足す
- 大きな泡が消えたら、また注ぎ足して、グラスから泡を盛り上がらせる
詳しくは分かりやすい動画があるので、そちらをご覧になると良いです。
実演してらっしゃる女性は、達者に説明しながら、見事な泡のビールを注いでらっしゃいますね。
でも、最初から最後まで3分かかっちゃってますね(^^;
そこまで時間かけて、お待たせするのは、逆に失礼になるかもしれません。
宴会を盛り上げるためのネタとして、やってみると良いかもしれませんね。
注がれる時はグラスを自然に持つ
最後は、ビールを注がれる時のマナーです。
よく、ビールを注がれる時には、グラスを少し傾けると良いなんて言いますね。
でも、別にそんなことしなくても良いんです。
相手が注ぎやすいように、両手で自然にグラスを持って、注いでもらいましょう。
ポイントは必ずグラスを両手で持つことです。そして、片方の手はグラスの横を、もう一方の手はグラスの底そえて持つようにすればOKです。
まとめ
というわけで、今回はビールの注ぎ方のマナーを紹介しました。
最後にまとめておきますね。
- 持つ時も注ぐ時もラベルを隠さない
- 勝手に注がない
- 瓶や缶をグラスに付けない
- 継ぎ足さない
- 美味しい注ぎ方をする
- 注がれる時はグラスを自然に持つ
ビールの瓶や缶は、持つ時も注ぐ時もラベルを隠さずに持ちます。そして、注ぐ時にはラベルを上にして持つようにします。でも、実際にラベルの向きを気にする人は、ほぼいないでしょう…。
グラスが空な人を見つけても、勝手に注がずに、一言聞いてからにしましょう。
注ぐ時には、瓶や缶をグラスの縁に付けないようにしましょう。
空になってないグラスを見つけたらいきなり注がずに、一言断ってから注ぐようにしましょう。
本当に美味しいビールを注ぎたい時は、三度注ぎをします。ただし、時間がかかるので、最初の1杯目くらいにしておくと良いです。
注がれる時には、グラスを両手で持って受けましょう。
ビールなんて美味しく飲めれば良い気がしますが、一応、ちゃんとしたマナーもありますし、知識として覚えておくと、きっと役に立ちますよ!
個人的には、形式にこだわらずに、美味しいうちに飲んじゃえば良いんじゃないかと思いますけどね(^^;