毎日、絶対に使うものの一つにトイレがあります。そして、トイレに入れば絶対に使うのがトイレットペーパーですね。
そんなトイレットペーパーで気になるのが、切れ目ですよね。自宅のトイレでは、特に気にしなくても、公共の場所のトイレでは、少し気になると思います。
汚く引きちぎられてると、気分が悪いですよね。もし、濡れてたりしたら、気持ち悪いですよね。
で、そんな不快な気持ちにさせないための配慮として、よく見かけるのが、三角折りです。
私もトイレットペーパー三角折りされてると、掃除したばかりで誰も使ってないトイレなのかなと思って、安心して使うことができます。
でも、この三角折り、実は嫌っている人が多いんですよ。
後から使う人のための配慮だと思ってやっていると、実は逆効果だったりするので要注意です!
というわけで、今回はトイレットペーパーのマナーを考えてみたいと思います。
もくじ
三角形に折る
まず、問題のトイレットペーパーの三角折りから見ていきましょう。
元々トイレットペーパーを三角折りにするのは、“清掃済み”を示すサインとして行われていました。
確かに掃除したばかりのトイレは安心して利用できるので、気持ち良いです。
でも、これがいつの間にか、この後に使う人へのマナーとして、定着してしまいました。
しかし、よく考えて欲しいのですが、単にトイレットペーパーが三角折りにしてあることが、その後に使う人に役に立つことなんでしょうか?
むしろ、世の中の多くの人は用を足した後に、お尻を拭いた手でトイレットペーパーをいじられていることに、不潔感を感じています。
トイレットペーパーの三角折りは、元々「清掃完了しました。まだだれも使っていません」というサインだったのに、「三角折りはマナー」みたいな間違ったマナーが広まって、ウンコした手でベタベタ紙に触るようになってしまったというマナーの敗北事例。ウンコした後に折るのは、衛生的に完全にNG。
— zapa (@zapa) 2019年4月17日
ある調査では、三角折りを不快に感じる人は、全体の62.9%もいるんだとか…。過半数を大幅に上回っていますね…。
さらに最近では、リボン結びなんてものも登場しているそうです。そんな複雑な折り方をすれば、とうぜんトイレットペーパーをベタベタ触ることになります。
それがどれだけ不潔な行為なのかを、分かりやすく示した結果がこれです。
これは良い特集。
光っている部分が、細菌(大腸菌、ノロウィルス)に見立てた特殊塗料。
重大な病気の感染源となり得るトイレットペーパーの三角折りやリボン結び、ダメ絶対。#めざましテレビ pic.twitter.com/Q4grvOy1zg— heikayuuji (@heikayuuji) 2019年4月18日
光っている部分は、手で触った個所というだけなので、触った手に病原性の細菌が付いてなければ、もちろん何の影響もありません。
そもそも、あらゆる物体や空気などは、雑菌だらけです。トイレットペーパーだって、数秒すれば埃がくっ付いて雑菌が繁殖し始めます。
手で触ってようが、触ってなかろうが、トイレットペーパーなんて雑菌だらけなんです。
とは言え、人がそれを不快に感じるのであれば、不潔かどうかには関係無いですよね?
三角折りであっても、リボン折りであっても、やめた方が良いのではないかと思います。
最近はリボン折りも流行ってるそうです。そうなると、折り方が気になりますよね!
やり方を解説した動画があったので紹介しますね。公共の場所ではお勧めできませんが、自宅でやってみてはいかがでしょうか?
綺麗に切る
トイレットペーパーの基本的なマナーは綺麗に切り取ることです!
余計な飾り折りなどはせず、切れ目が綺麗にまっすぐになるようにスパッと切れば良いんです。
基本は自分が使う分だけ巻き取ったら、ペーパーホルダーのカバーを押さえて切るだけです。
こうすることで、次の人が使う部分には、手を触れずに済むので清潔です。
トイレットペーパーの切り方の分かりやすい動画があったので、載せておきますね。
最初の2つの『フタ切り』と『ひっぱり切り』が、おすすめの切り方です。それ以降の切り方は、次の人が使う部分に触ってしまっているので、良くない切り方ですね。
適量使う
トイレットペーパーは、適量だけ使うようにしましょう。
特に人の家や公共の場所では、適切な量だけにとどめることが大事です。
適切な量は、男女で差があります。
男性の場合は50cm~87.5cm、女性の場合は178.6cm~312.5cmなんだそうです。
⇒ トイレットペーパー使いすぎと怒られた!実は使用量の平均は長かった!
最近はシャワー洗浄機能が付いた便座が、普及しているので、トイレットペーパーの使用量も減ってきているようですね。
無駄遣いしないように、意識してみてくださいね。
濡れた手で触らない
個人的に一番不潔に感じるのは、濡れたトイレットペーパーです。
その水分は、いったい何なのかって考えると気持ち悪くなってしまいませんか?
自分は水だって分かっていても、他人はそうじゃありません。
トイレットペーパーに濡れた手で触ったり、水滴を垂らしたりしないように注意しましょうね。
まとめ
今回はトイレットペーパーのマナーを紹介しました。
必ず毎日利用するトイレなので、覚えておきたいマナーですよね。
この記事で紹介したマナーを、もう一度おさらいしておきます。
- 三角形に折る
- 綺麗に切る
- 適量使う
- 濡れた手で触らない
次の人が気持ち良く使うためのマナーとされている三角折りは、実は多くの人が不快に感じるのでやめた方が良いです。
トイレットペーパーは切れ目が美しくなるように、スパッと綺麗に切り取りましょう。
トイレットペーパーは、適切な量だけ使いましょう。おしり洗浄機能と併用すれば、節約できるはずです。
濡れたトイレットペーパーは、とても不潔に感じます。水と分かっていても、濡らさないようにしましょう。
まだまだ三角折りをする人は、多いようです。でも、実は多くの人が不快に感じるものなんです。
別に三角折りしてあるからといって、何か便利になるようなものでもありませんよね。
三角折りするのは、掃除をする人だけで、十分だと思います。
私たちは、トイレットペーパーを、スパッと綺麗に切り取って使いましょうね。