食事の時の振る舞いって、その人の人柄が出る重要なものだと思いませんか?
所作はもちろんのこと、会話の内容など、その人の普段の姿が露わになるものだと思います。
実は食事のマナーって、周りの人はもの凄く気にしてるんですよ。“音を立てる”、“せわしなく食べる”など、他人を不快にさせる行為はたくさんあります。
“独りで食べてる時は良いでしょ”なんて、思っちゃダメです。家で自分だけの時にやっていることは、他人と一緒の時にも無意識のうちにやっちゃうものです。
また、飲食店で一人で食べている時には、近くに他人はいます。自分が気付かないだけで、周りの人はとっても不快に感じてるかもしれません。
食事のマナーは、自分自身の信用にも関わることと言っても過言じゃないと思います。
でも、大丈夫です。食事の時の基本的なマナーなんて、誰だって既に知っているものです(^^)/
ただ、それをおさらいして、普段から意識しておけば良いだけです。
というわけで、今回は食事の時の基本的なマナーを紹介します!
もくじ
音を立てない
他人を最も不快にさせるのは、食事中の余計な音です。
音と言っても様々なものがあります。例えば多くの人を不快にさせるのは、このような音です。
- スープをすする音
- くちゃくちゃ食べ
- 空になった飲み物をストローで吸う
- 麺をすする音
スープを音を立てて飲むことは、最も有名で代表的なマナー違反ですよね?でも、意外にもこれをやる人って、結構多いです。
自分が気にならない程度の音は、無意識で立てちゃうみたいです。でも、これは不快度が高いので、要注意です!
また、この記事にも書きましたが、最近では、麺をすする音を不快に感じる日本人も多いようです。
今は、麺をすするのを嫌がる人がいることも、覚えておくと良いですよ。
姿勢を良くする
食事は姿勢を良くして食べましょう。
例えばこんな姿勢で食べるのは、やめましょうね。
- 猫背
- 背もたれにふんぞり返る
- 常に下を向いている
- 犬食い
どんな姿勢で食べたって、他人の迷惑にならないだろうって、思うかもしれません。
でも、悪い姿勢って、元気が無いように見えて、周りの人の気分も落ち込ませちゃったりするんです。
これも意外に嫌われることの一つなので、気を付けた方が良いですよ。
犬食いとは食器を手に持たず、テーブルに置いた状態んままで、顔をテーブル付近にまでかがんで、食べる行為です。
食器を持って食べる癖がついてない、人がやる無作法です。子供がやることが多いですね。
でも、最近では片手でスマホをいじりながら犬食いをするという、二重のマナー違反をする人もいますね。
取り皿に取った料理を戻さない
一度、取り皿に取った食べ物を、大皿に戻すのはやめましょう。
これは不潔な行為なので、不快を通り越して迷惑ですね。
取り皿に取るのは、自分が食べられる分だけにしましょう。
手に持って良い器、ダメな器を守る
和食の場合は、手に持たないと無作法とされる器があります。
ご飯やみそ汁などの茶碗がそうですね。
これらは手に持たないで食べようとすると、”犬食い”の姿勢になってしまったり、食べ物をこぼしてしまったりする可能性があります。
こういった器は、手に持たないのはマナー違反とされます。
他にも手で持って良い器があります。例えばこのようなものです。
- 小皿
- 丼や重箱(うな重程度の大きさの物)
- その他手のひらより小さい食器
このような器は手で持っても良いとされています。
綺麗に食べるために、必要に応じて手で持って食べてみてくださいね!
食事中はスマホはダメ
最近多いのが、食事中にスマートフォンをいじっている人です。
食べてはスマホを見て、また食べるを繰り返している人って多いですよね。
これには、色んな弊害があります。
- 消化に悪い
- 色んな意味で不潔
- お店にも迷惑
食事中はリラックスして、副交感神経を優位にしないと、消化が促進されません。スマホをいじると交感神経が優位になって、胃腸の活動が鈍るので、消化が悪く、場合によっては肥満の原因になります。
スマートフォンのボタンや画面は、トイレの便器の中の5倍~10倍の雑菌がいます。そんなものいじりながら食事するのは、不衛生極まりありません。また、食べ物の汚れがスマートフォンに付くと、更に不潔ですし、故障の原因になります。
スマホをいじりながら食べていると、当然、食べるスピードが遅くなります。お店にとっては、回転率が下がって迷惑です。また、作ってくれた人にとっては、スマホをいじりながら食べられるのは、気持ち良くないですよね。
私もスマートフォンのヘビーユーザーですが、食事中はスマホはしまってしまいます。食事中にチマチマとスマホをいじるのは、煩わしいですし、早く食事を済ませてからいじり回した方が良いからです。
メリハリ付けた方が、どっちも楽しむことができると思いますよ!
手皿をしない
食べ物を取った時に、汁などがこぼれ落ちるのを受けるために、手を添える人がいますね。
これは手皿という、マナー違反なんです。
食卓を汚さないようにする、良いマナーのように思えますが、そうじゃないんですね。
手を汚してしまうのは、見た目も良くないですし、不潔とみなされるようです。
正しくは小皿や取り皿を近くに、持って行って受けることです。
もし、そのような皿が無ければ、お願いして用意してもらいましょう。
ちなみに宮城県は、”手皿”どころか、本当に手のひらを取り皿にするという、謎マナーがあります。
取り皿くださいとお願いすると、不思議がられるのでご注意ください。
“いただきます!”と”ごちそうさま”を言う
食事する時には、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
食事の最初には“いただきます”と言い、食べ終わったら“ごちそうさま”と言いましょう。
毎日、美味しく食べられることに、感謝の気持ちを表現することは、楽しく食事するために最も大切ですよね!
楽しく食べる!
食事は楽しんで食べましょう。
友人や同僚、家族など誰と食事をする時でも、楽しく朗らかに会話しながら食べると、その場にいる人はみんな幸せです。
不機嫌そうにしていたり、暗い顔で沈黙したりしないようにしてくださいね。
まとめ
というわけで、今回は食事の時の基本マナーを紹介しました。
実はどれも目新しいものなんて、なかったんじゃないでしょうか?
大切なのは普段から、基本的なマナーを守って、それを習慣化することだと思います。
というわけで、紹介したマナーをもう一度、おさらいしておきますね。
- 音を立てない
- 姿勢を良くする
- 取り皿に取った料理を戻さない
- 手に持って良い器、ダメな器を守る
- 食事中はスマホはダメ
- 手皿をしない
- “いただきます!”と”ごちそうさま”を言う
- 楽しく食べる!
食べる時には、必要以上の音を立てないようにしましょう。スープをすすったり、クチャクチャ食べたりしないのは基本ですね。
姿勢よく食べると、周りの人も気持ち良くなります。猫背や犬食いはやめましょうね。
一度、取り皿に取った料理を大皿に戻すのはやめましょう。
手に持つべき器と、持ってはいけない器を守りましょう。手に持って良いのは基本的に手のひらより小さいものです。
食事中のスマホは、消化の妨げになるだけでなく、非常に不衛生なのでやめましょう。
食べ物を取る時の手皿は、不潔なのでやめましょう。
“いただきます”と”ごちそうさま”という、感謝の気持ちを持ちましょう!
食事中は一緒にいる人と楽しく会話をして、料理を楽しみましょう。
食事のマナーって形式ばったものばかりのイメージですが、最低限のマナーを守らないと、周りの人を不快にさせます。
独りで食べている時でも、隣の席に人がいれば、最低限のマナーを守るべきです。
皆さんも最低限のマナーを守って、楽しい食事の時間を過ごしてくださいね!