おならをした時された時のマナー!大切なのは偉大なる鈍感力!




おならは誰でもするものですよね。

食事をすれば、食べた物はお腹の中で、消化吸収されます。その過程で、様々なガスが発生し、おならとしてお尻の穴から放出されます。

そのおならが予期せぬ時に出てしまうと、とても気まずいですよね。きっと皆さんも経験が、あるのではないでしょうか?

おならは誰でも出ちゃいます。どんなイケメンでも美人でも、おならは必ず出るものなのです!

おならが出ることは、健康に生きるためには、避けて通れない宿命ですよね?

だから、健全な社会生活を営む上では、賢いおならのマナーが必須です!

というわけで、今回はおならのマナーを考えてみます。

スポンサーリンク



もくじ

おならには明確なマナーが無い!?

皆さんはおならをしちゃった時、されちゃった時には、どうするべきだって教わりましたか?

私は親からは「失礼しましたと言いなさい」と教わりました。でも、大人になって社会人になった今、商談中や打ち合わせ中におならをしちゃった時に、自分から申告するような事って、果たして正しいんでしょうか?

私自身、打ち合わせ中に、自分がしちゃった事も、されちゃった事もあります。

ですが「失礼しました」なんて言ったこともないですし、言われたこともありません。

でも、その場にいる人たちは、やはり誰かのおならに気付くことで、微妙な空気になります。キョロキョロと周りの人を見たり、素知らぬふりでノートにメモをしたりして、集中も途切れてしまいます。

だからと言って「失礼しました」なんて告白してしまったら、その場にいる人みんなに気を遣わせちゃうと思います。自分が言われても、どう反応すればよいか困ってしまうと思います。

実はおならって、我慢することが求められるものです。そして、どうしてもダメな場合は、非常手段として、音を出さない“すかしっ屁”が推奨されます。

つまり、しないことが前提で、しちゃった時のマナーが明確じゃないんですね。

健康な人は、絶対におならが出るものです。だから、みんながおならをすること前提で、賢いマナーを考えることが重要です。

というわけで、次からは自分がしちゃった時とされちゃった時に分けて、マナーを考えてみます。

おならの原因と量

おならの原因になるのは、主に食物繊維です。人間の持つ消化酵素では、多くの種類の食物繊維を消化できません。

そこで、消化できずに残った食物繊維が大腸に到達すると、腸内細菌の働きによって、分解されます。その分解の過程で、水素やメタンガスが発生して、おならの元となります。

また、消化しきれなかったタンパク質や、ニンニクやネギなどの硫黄分が多い食べ物は、硫化水素、インドールやスカトールといういわゆるウンチの臭いがするガスの元になるため、おならが臭くなります。

ちなみに健康な人は、1日に0.5l~1.5lものおならが生成されているそうです。牛乳パック1個分前後と考えると、かなりの量ですよね。

スポンサーリンク



おならをしちゃった時

まずは自分がおならをしちゃった時のマナーを考えてみましょう。

ポイントは平常心を保つことです(笑)

これっぽっちも表情に出したりしちゃダメですよ!

素知らぬふりをする

おならをしちゃった時に、出てくる感情はまずですね。そして、その次は罪悪感ではないかと思います。

でも、うろたえてはいけません。ここでグッと平常心を保って、完全に素でいましょう

謝罪したって、その場の全員が気まずくなるだけです。誰かがおならしたことなんて、どうせ数分経てば、みんな忘れてしまうことです。

おならなんて、くしゃみと一緒です!突然、くしゃみをしちゃった人を誰も責めたりしないですよね?

それと同じようなものだと考えて、平然と話を進めましょう。

謝罪する

とは言え、どう考えてもシラを切ることが、難しい場合だってあります。

ちょっとの音なら、紙が破れたり、椅子を引いた時の音に聞こえることもあるので、ごまかせるかもしれません。

でも、プリプリプリって音が鳴っちゃったり、大音量になってしまった時など、どう考えてもおならとしか聞こえない場合もあると思います。

そのような度を越した場合だけは「失礼しました」と謝罪するようにしましょう。

また、家族や友人など、たとえおならを聞かれても気まずくならない関係の場合は、ごまかす必要なんてありません。

この場合は、ちゃんと謝らない方が失礼なので、ちゃんと謝りましょうね。

トイレに行く

最も良いのは、おならがしたくなったらトイレに行くことです。

「お腹が張ってるな…」とか「さっきからおならが止まらない」なんて時には、無理せずトイレに行っちゃいましょう。

おならの発生源は、消化しきれてない食べ物、つまりウンチです(^^;

だから、サッサとトイレでウンチを出してしまった方が、根本的な解決になります。

生理現象なんですし、たとえ打ち合わせ中でも、無理せずトイレに行ってしまいましょう!

騒々しい場所ならそのまま放つ!

実はおならって、そんなに大きな音ではありません。

例えばオフィスであっても、コピー機の音とか電話の音が鳴ってる時なら、近くでおならをしても、全然聞こえません。

近くを車が通るような屋外だったら、まず聞こえません。騒々しい繁華街なら、なおさらです。

屋外では臭いだって、すぐに拡散するので、気にせずしちゃいましょう!

何を隠そう、私が一番多用するのがこの方法だったりします(*^^)v

スポンサーリンク



おならをされた時

では、おならをされちゃった時は、どうすれば良いんでしょうか?

これも自分がしちゃった時と、全く同じように平常心を保つことがポイントです!

指摘しない

まず、絶対にやっちゃいけないのが、指摘することです。

「今、おならしたでしょ?」なんて言っちゃうのは、もはやパワハラセクハラと同じです!

おならは生理現象なので、問題視する方が間違っているものです。

くしゃみする人に「くしゃみを我慢しろ!」なんて言わないですし、汗をかいている人に「汗を止めろ!」なんて言わないのと一緒だと思います。

誰かのおならに気付いても、気にしないようにしましょう!

動揺した素振りを見せない!

おならの音に気付くと、気になっちゃうものだと思います。

それでも、集中を乱したり、動揺した素振りを見せないようにしましょう。

“明日は我が身”です。おならには気付かなかったふりをして、今まで変わらぬ態度でいましょう。

キョロキョロして、犯人を捜すなんてやっちゃダメです!

江戸時代に本当に存在した「屁負比丘尼」という仕事

おならをしちゃった時の気まずさというのは、昔から同じだったようです。特に身分の高い人にとっては、信用に関わる重大事でした。

そこで、江戸時代には「屁負比丘尼(へおいびくに)」とか「屁こき比丘尼(へこきびくに)」と呼ばれる職業が存在しました。

身分の高い女性に同行して、その女性がおならをした時に「私がしました」と申し出て身代わりになるんだとか…

そんなんで仕事になるなら、私やりたいです…。

スポンサーリンク



まとめ

というわけで、今回はおならをした時のマナーを考えてみました。

もう一度おさらいしておきましょう。

おならのマナー

  • 素知らぬふりをする
  • おならをしちゃった時には、平常心を保って、素知らぬふりをしましょう。動揺した素振りを見せて、周りに気付けれてしまうと、みんな気まずいです。
     

  • 謝罪する
  • おならをしたことが明らか過ぎる場合に限り、謝罪しましょう。また、親しい間柄の人に対しては、必ず謝りましょうね。
     

  • トイレに行く
  • 一番良いのはおならの元を断つことです。ガスが溜まっているのを感じたら、無理せずトイレに行きましょう。
     

  • 騒々しい場所ならそのまま放つ!
  • 世の中は意外に騒々しくて、おならの音なんて聞こえません。屋外の騒々しい場所などでは、気にせずおならをしてしましょう。
     

  • 指摘しない
  • 誰かのおならに気付いても、指摘するのはやめましょう。もはやそれはパワハラ・セクハラに似た行為です。
     

  • 動揺した素振りを見せない!
  • 誰かのおならに気付いても、キョロキョロして動揺した素振りを見せず、気付かぬふりをしましょう!

おならというのは、健康な人間にとって、宿命的なものです。

これを恥ずかしいとか、失礼と考える方が、無理があります。

自分がしちゃう時もあれば、されちゃう時もあると思います。

お互い様だと思って、おならに気付いても素知らぬふりで通しましょうね!

スポンサーリンク



2 件のコメント

  • 20分ほど前に静かな事務所で盛大に「ぷぅー」とおならしてしまいました。
    突然の出来事で謝ることもできずただ無言で顔を大きくして隣の人を見つめてしまいました。
    まるで隣の人が犯人です。とでもいうような反応で非常に悪いことをしたと思い、
    「先ほどは、おならをしてしまいご迷惑をおかけしました」と一言お伝えして今コメントを投稿しております。

    • A君さん

      とても潔いコメントをありがとうございます。
      いつも一緒に仕事している人たちの中なら、潔く「失礼しました」と言うかもしれませんが、お客さんとの打ち合わせとかだったら、完全にシラこいて何にもなかったかのように振舞うかもです…。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    あなたにとって、マナーはどんなものですか?

    マナーは本来、知らない人同士でも、気持ちよく過ごすことができるように考えられた、暗黙のルールだと思います。

    でも、そこには人それぞれ、認識のズレや、重んじる度合いの違いがあります。また、時代と共に変わるものでもあります。そのため、最近では時に大きなトラブルが起きているように思えるのです。

    「みんなのマナー」では、皆さんが、そのようなトラブルに巻き込まれないように、様々なマナーの知識を書いています。しかし、書かれているマナーを押し付けたりしません。マナーを守らない人を断じるようなこともしません。

    また、それぞれのマナーは、入念に調べて、正しいと確信したものだけを書いているつもりです。

    しかし、書かれていることが、絶対に正しいとは考えていません。また、読む人によっては、違うと感じるものもたくさんあると思います。

    そこで「みんなのマナー」では、より正確で、有益で、思いやりのある内容に、作り変えていくために、読者の皆さんのご意見を大募集しています!

    もし間違いや足りてないマナーを見つけたり、疑問を感じた場合は、ぜひ、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

    マナーの重要度を示すマークの意味

    「みんなのマナー」では、その記事で紹介したマナーの重要度を評価しています。

    その重要度はマークで示しています。

    それぞれのマークの意味はこうです。

    【マークの意味】
    マーク 意味
    これを守らないと周りに大きな迷惑が掛かります。自分の信用も失うので、忘れずに守るようにしたいマナーです。
    これを守らないことでの周りへの迷惑はそれほどでもないです。でも、できれば守っておきたいマナーです。
    これを守らなくても、周りの迷惑にはなりません。でも、守ると少し信用がアップするかもしれないマナーです。
    根拠や由来が謎だったり、賛否両論があるマナーです。逆に信用を失う危険があるので、注意が必要です。