世の中には、突然くしゃみをする人がいます。
手で覆うならまだしも、何も覆わずにくしゃみを噴射する不潔な人もいます。皆さんもそんなことをされて不快に感じたことがあるかもしれませんね。
では、自分がくしゃみが出そうになった時、皆さんはどうしますか?
突然のことだと、手で覆うのがやっとかもしれませんね。でも、今度はその手が不潔だったりします。
かと言って、手で覆わないのは、もの凄く不潔なんです!くしゃみした時の、唾液の飛び散り方は、もはや大気汚染クラスです。
では、とっさのくしゃみの時にはどうすれば良いんでしょうか?
そこで、今回はくしゃみのマナーを考えてみます。
もくじ
くしゃみが飛び散る様
くしゃみのマナーについて調べていると、こんな意見を目にしました。
私は接客業をしていますが、くしゃみをする時に、口や鼻を手で覆うと、その手が汚れてしまいます。
その手で接客をするのは不潔なので、くしゃみをする時には、人のいない方に向けてするようにしています。
確かに唾液や鼻水が付いた手は、とっても不潔ですよね。しかし、たとえ人がいない方向に向けてであっても、空中にそのままくしゃみをすることは、非常に不潔です。
これは不潔どころか、環境汚染に近いものがあるんです!
この動画は、くしゃみをした後に、空中に放出された唾液の飛沫が、どのように拡散するかを実験したものです。
最大5m先まで一気に飛んだ後に、長時間にわたって空気中を漂いながら拡散していきます。
放出された唾液は、なんと20分以上も空気中を漂っていたそうです。
くしゃみで放出された唾液は、それほど長時間漂うため、最終的には部屋中の空気を汚します。
もし、その人がインフルエンザに感染していれば、その部屋にいる人みんなに感染の危険性が出てしまいます。
空気中にそのままくしゃみをするのは、メチャクチャ不潔な行為なので、絶対にやっちゃダメです!
しかし、手で覆うのが不潔なのは、確かですよね。
では、どうすれば良いのでしょうか?
手で覆うのはマナー違反!?
くしゃみが出るのは、突然のことです。
唾液が飛び散らないように、準備する暇なんてありません。そんな突然のくしゃみを防ぐためには、やっぱり手で覆うしかありませんよね。
マナー違反なのは、空中に向けてそのままくしゃみをすることです。
手で覆うことやむを得ないことなので、マナー違反とは言えないと思います。
問題は、くしゃみを覆った後の手をどうするかです。当然、そのまま人や物を、ベタベタ触るのは不衛生です。
でも、ちゃんと洗って消毒すれば、問題無いはずです。
くしゃみで手が汚れてしまったら、必ず手を洗うようにすれば、むしろ良いことではないかと思います。
以上を踏まえて、くしゃみが出そうな時のマナーを考えてみます。
くしゃみが出そうな時のマナー
くしゃみは、突然出ちゃうものです。
何の準備もしてないと、結局、毎回手で覆うことになっちゃいます。特に飲食業や接客業の場合は、そういうわけにはいかないですよね?
そのため、くしゃみは出てしまうものとして、最初から準備しておくのが重要です。
というわけで、順番に見ていきましょう。
マスクをする
一番良いのは、マスクをすることです。
花粉症の季節など、くしゃみが出そうだと分かっている時には、マスクをするのが一番です。
くしゃみが出そうに感じなくても、衛生に気を遣う仕事の場合は、常にマスクをしておくと良いかもしれませんね。
ハンカチで押さえる
もし間に合うなら、ハンカチやタオルで覆うのも良いです。
鼻がムズムズしてから、くしゃみが出るまでは意外に時間があります。
その間にハンカチを出せるなら、それで覆うと良いです。
普段からすぐに取り出せるように、衣服のポケットに入れておくと良いですね。
欠点は、ハンカチやタオルが汚れてしまうことですね(^^;
腕や肩で口や鼻を覆う
“マスクをしてない”、”ハンカチを出すのも間に合わない”なんて時には、腕や肩などで、口や鼻を覆う方法もあります。
突然のくしゃみでも、手を汚さずに済む方法です。
しかし、これをすると当然、衣服が汚れます。
個人的には服が汚れてしまって、不潔だなぁと感じちゃう行為です。
手で覆う
どうしようもなければ、やっぱり手で覆うしかありません。
よくおじさんがやってる、握りこぶしを口に当てるようなのは、全く効果が無いので絶対ダメです!ちゃんと口と鼻を覆ってくださいね。
そして、汚れた手は、綺麗に洗うのを忘れないでくださいね。
まとめ
というわけで、今回はくしゃみのマナーを紹介しました。
くしゃみを空中に向かってそのまましちゃうのは、恐ろしいくらい不潔な行為です。たとえ人がいない方向に向けてやっても、全く意味がありません。
今回紹介した方法をもう一度まとめておくので、必ずこのどれかの方法で、くしゃみが飛び散るのを防止してくださいね。
- 何も覆わずにするのは言語道断!
- マスクをする
- ハンカチで覆う
- 腕や肩で口や鼻を覆う
- 手で覆う
くしゃみで飛び散った唾液や鼻水は、いつまでも空気中を漂い、部屋中を汚染します。そのまま空中に向けてくしゃみをするのは、絶対にNGです!
くしゃみが出そうな時には、あらかじめマスクをしておくと確実です!
衣服のポケットにハンカチを入れておいて、鼻がムズムズしだしたら、すぐに出せるようにしておきましょう。
手で覆うわけにはいかない場合は、腕や肩などで口や鼻を押さえてくしゃみをしましょう。ただし、衣服が汚れてしまうので、どうしてもの場合だけに、とどめた方が良いかもしれません。
他に手段がない場合は、手で口と鼻を覆って、くしゃみが飛び散らないようにしましょう。そして、汚れた手は綺麗に洗ってくださいね。
くしゃみは、インフルエンザなどの感染原因になる不衛生なものです。
軽く考えず、しっかりと対策してくださいね!