皆さんは温泉の湯船に入る時に、どの場所に入りますか?
もしかすると、あまり深く考えずに、なんとなく人がいない所に入ってるかもしれませんね。
しかし、温泉では入る場所にもマナーがあるって知ってましたか?
そのポイントは、湯尻と湯口の違いにあるんです。
というわけで、今回は温泉の湯尻と湯口の違いのことをお伝えします。
もくじ
湯尻と湯口の違い
銭湯の場合、入る場所に違いなんて感じませんよね?
しかし、温泉の場合は、大きな違いがあるんです。そのポイントは湯尻と湯口の違いです。
まずはそれぞれの違いを見て見ましょう。
湯口
まず湯口とは、温泉のお湯が湧き出ている場所や、その付近のお湯のことです。
湧きたてのお湯なので、温度は高めです。
また、温泉にはガス成分が含まれています。これらのガス成分も、効能をもたらすものですが、湧き出してからしばらくすると、空気中に放出されて効果が無くなってしまいます。
しかし、湯口付近のお湯には、このガス成分も十分含まれています。
つまり湯口付近のお湯は、熱くて有効成分がたくさん含まれているんです。
湯尻
湯尻は湯船の中で、最も湯口から遠い場所のことです。
湯尻の特徴は、お湯の温度が比較的低いことです。
また、ガス成分などの有効成分も少ないです。
湯尻のお湯は、ぬるくて温泉成分も若干少ないのですが、温度が低いため、体の負担が少ないです。そして、皮膚への刺激も若干少なくなります。
湯尻と湯口の違いといっても、湯船が小さい場合は、あまり実感できません。
しかし、大きな露天風呂などの場合、明らかに違いを感じることができます。
このような大きな湯船の場合には、この違いを活かした入り方をすると良いのです。
次は湯尻と湯口の違いを活かした入り方を見ていきます。
湯尻から湯口に移動するのがマナー!
湯尻のお湯の特徴は、刺激が少なく体の負担が比較的少ないことです。
そして、湯口のお湯は、温泉の効果は高いのですが、体の負担が比較的大きいことです。
また、多くの人にとって、温泉効果が高くてしっかりと温まることができる、湯口の方が好まれます。
そこで、これを踏まえると、温泉に入る時には、このようにするのがおすすめです。
- まず湯尻に入る
- 体が慣れてきたら湯口に移動する
最初は湯尻のお湯に浸かります。ここで体を慣らします。少ししたら、徐々に湯口に向かって移動します。混雑具合を見ながら、周りの邪魔にならないようにしましょうね。
湯口付近のスペースに余裕があるのを確認して、湯口に移動します。ここに来るまでをゆっくりしていると、のぼせてしまいます。少し余裕があるうちに湯口に到着する感じが良いです。
湯口に浸かりたい人は他にもいるので、あまり長居しないようにしましょう。
このように入ると、体の負担も抑えられます。周りからもスマートに見られて、ちょっとした温泉通といえるかもしれませんね!
試してみてください!
まとめ
今回は温泉の湯船の入り方のマナーを紹介しました。
湯尻と湯口の違いを理解すると、より効果的な入り方ができるんですね(^^♪
というわけで、おさらいしておきます。
- 最初は湯尻に入る
- 湯口を占領しない
湯船に入る時には、最初は湯尻に浸かります。そして、徐々に湯口に向かって移動していきましょう。
湯口は湯船の中でも、一番効果が高く、体が温まる場所です。みんなが入りたがる場所なので、自分だけ占領しないようにしましょう。
湯船の場所の違いを理解すると、効果的な入り方ができます。
皆さんも、入る場所を意識して、温泉をもっと楽しんでくださいね!
他にも、温泉や銭湯には知らないと、トラブルになりかねないマナーがいっぱいです。
この記事では、様々なマナーを紹介しているので、ぜひご覧になってくださいね(^^)/