温泉や銭湯などの公衆浴場は、リラックスして気分よく入りたい場所ですよね?
でも、温泉も銭湯もたくさんの人が利用する場所です。
中にはマナーを守らない人もいて、不愉快に感じることもありますよね?
みんなが気持ち良く入るためには、やっぱり入浴マナーは大事だと思います。中には知らないとヤバいものもあるんですよ!
そこで、今回は温泉や銭湯のマナーを一気に紹介します!
一つ一つの根拠や、世の中の人の感じ方などを調べて、今までマナーや常識とされてきたことにも、私なりの解釈を加えています。
なぜなら、マナーはみんなが気分よく過ごすためのものなので、今の日本人が良いと思うものじゃないと意味が無いからです。
また、それぞれのマナーは、別の記事で詳しく解説しているので、良かったらそちらも読んでみると、理解が深まりますよ!
もくじ
トラブルにつながるマナー
まずは、マナーというよりも、ルールに近いものから紹介します。
これを守らないとトラブルになる危険があるので、要注意ですよ!
湯船に入る前に体を洗う
温泉や銭湯では、湯船に入る前には体を洗うのが基本です。
世の中の人たちが不快に感じることの上位には、常に体を洗わないことがランキングされます。
しかし、これってどうも世代によって、感じ方が違うようです。
年配の人たちにとっては、体を綺麗に洗ってから、湯船に浸かるのは、皮膚への刺激が強いので良くないという考えがあるようです。
特に温泉の場合は、様々な成分が含まれているので、綺麗に洗うよりは、皮脂が残っていた方が良いという意見も確かにあります。
とは言え、実際には体を洗ってから入ったせいで、皮膚のトラブルが起きたなんて話は聞きませんよね?
最低限、下半身だけでも洗ってから入るのが、マナーではないかと思います。
浴場内では写真撮影はしない
温泉なんかの場合、浴場の中の写真を撮って、ブログやSNSに掲載したいと思うかもしれませんね。
でも、これは迷惑防止条例に触れる可能性のあるリスクの高い行為なんです。
こちらの記事にも書いていますが、写真を撮影しなくても、写真撮影が可能な機器を持ち込んだだけでも、盗撮とみなされます。
もちろん、入浴中の人全員に許可を貰えば、撮影しても構いません。でも、そんなの現実的じゃないですよね?
温泉や銭湯は、入浴施設なので、無理して写真を撮るのはやめた方が良いですよ(-_-;)
シャンプーを使ってはいけない場所がある!
お風呂に入ったら、体を洗うのは当たり前ですよね?
でも、温泉の中にはシャンプーや石鹸を使用してはいけない場所もあるんです。
秘湯と呼ばれるような温泉がある場所は、下水が整備されてない場所もあります。
そのような場所では、洗剤の混ざった排水を処理することができません。そのため、シャンプー石鹸は利用不可なんです。
ルールとして、使用禁止を明記していたり、そもそも洗い場が無い場合は、シャンプーや石鹸が使えません。
そのような場所に、自分でシャンプーを持ち込んだりしないように注意しましょう。
うるさくせず落ち着いて入る
温泉や銭湯での迷惑行為として、常に上位にランクインするのは、うるさい人、騒々しい人です。
温泉などは、静かに入りたい人が多い場所です。大きな声でしゃべることは、周りの迷惑ですよね。
特に遊びまわる子供を放置する行為は、とても嫌われます。
公衆浴場は落ち着いて入るべき場所なので、あまり騒がないようにしましょうね。
気持ち良く利用するためのマナー
次はみんなが気持ち良く利用するためには、守った方が良いマナーです。
これも、知らずにやっていると、周りの人を不快にさせることがあるので要注意です。
タオルを湯船に浸さない
湯船にタオルは浸さないことは、基本マナーですよね?
綺麗に洗ったタオルなら、入れても良さそうに思うかもしれません。
でも、実際には結構洗剤や汚れが残ってるものです。
体を隠すために、使いたくなるかもしれませんね。でも、お湯の中に沈んだ部分は、他人からはよく見えないものです。
タオルは湯船に浸さないようにしましょうね。
髪の毛を湯船に浸さない
髪の毛を湯船に浸すのも、不快に感じる人が多い行為です。
特に女性の場合は、ドライヤーで乾かす手間も考えて、髪の毛を洗わない場合もあると思います。
だからと言って、髪の毛をあれば良いのかというと、そうでもありません。
なぜなら、抜け毛が湯船を漂うのを嫌う人もいるからです。
湯船に入る時には、髪の毛をまとめて、湯船に浸らないように注意した方が良いですよ。
ちなみに、上手な髪の毛のまとめ方などは、この記事に更に詳しく書いていますよ!
カミソリを使ったムダ毛処理は控える
男性の場合、髭を剃るために、浴場にカミソリを持ち込むのは普通のことです。
でも、女性の場合、カミソリはムダ毛処理のために使うことが主ですよね。
温泉や銭湯などで、ムダ毛処理をするのを、不快に感じる人は結構多いようです。
また、出血してしまった場合などは、不衛生です。
わざわざ公衆浴場でやらずに、自宅でやった方が良いと思います(^^;
足湯の場所を水浸しにしない
温泉街には、よく無料の足湯施設があります。
気軽に利用する人が多いせいか、水浸しになっていることもよくあります。
足湯であっても、ちゃんとタオルで足を拭いて、地面や椅子が水に濡れないようにしましょう。
もちろん、子供の水遊びを放っておくなんて、やっちゃダメですよ(^^;
シャワーは周りに迷惑にならないように使う
シャワーを使う時は、周りの人にかかったりしないように、静かに使いましょう。
体を流す時には、なるべく座った状態で、体を流します。
立った状態で使いたい場合も、周りに注意して、水が飛び散らないようにしましょう。
ちなみに温泉施設に多い、一定時間で自動で止まる水栓の使い方のコツなんかもこの記事に書いているので、興味のある方は読んでみてくださいね!
あまり重要じゃないマナー
最期はあまり重要じゃないマナーや、マナーというよりも自分が楽しむためのものを紹介します。
かけ湯をしてから湯船に入る
湯船に入る前には、かけ湯をして入ります。
でも、これは体を清潔にする意味ではなく、体を慣らすためです。
今の世の中の大半の人は、体を洗わずに、かけ湯だけして湯船に入る行為を嫌います。
トラブル防止のためには、体を洗ってから、湯船に入るのが基本です。
かけ湯はあくまでも、自分のためにやるものだと、覚えておいてくださいね。
浴場内ではタオルなどで体を隠す
温泉や銭湯では、自分の体を見せないようにするのがマナー、と考える人もいます。
でも、実際には周りの人は、他人の体なんてあまり気にしていません。
湯船の中では、隠しようもないですし、完全に隠し通すのは困難です。
タオルなどで、ほどほどに隠しながら、湯船ではそのまま入るくらいが、最適なマナーだと思います。
湯尻から入り、だんだん湯口に近づいていく
広い湯船がある、温泉や銭湯の場合、湯口と湯尻では、温度に意外なほど違いがあります。
湯口とは、湯船にお湯が出ている場所や、その付近のことです。
一方の湯尻とは、湯船の中で湯口から最も遠い場所のことです。
特に温泉では、湯口の方が人気が高い場所なので、そこに長時間居座らないようにするのがマナーです。
また、一般的に湯口のお湯は、温度が高く、温泉成分も豊富です。そのため、効果は高いのですが、体の負担が大きいです。
一方で、湯尻のお湯は、温度が低めで、温泉成分は少ないです。そのため、体の負担が低いので、体慣らしに最適です。
以上を踏まえると、湯船に入る時には、湯尻から入ってだんだんと湯口に近づいていくのが、上手な入り方です。
その他、湯口と湯尻の違いについてはこちらの記事に詳しく書いているので、読んでみてくださいね!
まとめ
というわけで、今回は温泉や銭湯での、マナーをまとめてみました。
どれも結局は自分が気分よく、入浴するためのものなので、覚えておきたいものだと思います。
もう一度、おさらいしておきますね!
- 湯船に入る前に体を洗う
- 浴場内では写真撮影はしない
- シャンプーを使ってはいけない場所がある!
- うるさくせず落ち着いて入る
- タオルを湯船に浸さない
- 髪の毛を湯船に浸さない
- カミソリを使ったムダ毛処理は控える
- 足湯の場所を水浸しにしない
- シャワーは周りに迷惑にならないように使う
- かけ湯をしてから湯船に入る
- 浴場内ではタオルなどで体を隠す
- 湯尻から入り、だんだん湯口に近づいていく
湯船に入る前には、体を綺麗に洗いましょう。どんなに面倒でも、最低限下半身だけは洗った方が良いでしょう。
浴場内での写真撮影やカメラの持ち込みは、迷惑防止条例に触れる可能性があります。どうしても写真を撮る必要が無ければ、カメラやスマホは持ち込まないようにしましょう。
下水が整備されてない場所では、シャンプーや石鹸を使うのはNGです。その温泉のルールに注意して、入るようにしましょう。
温泉や銭湯には、静かに入りたい人がたくさんいます。大声でしゃべったり、子供を遊びまわらせないようにしましょう。
タオルを湯船に浸すのを不快に感じる人は多いです。湯船に入る時には、タオルは浴槽の縁や、頭の上に置くようにしましょう。
髪の毛を湯船に浸すと、抜け毛が漂います。一緒に入っている人は不快ですし、排水溝に詰まると清掃が大変です。湯船に入る時には髪の毛はまとめておきましょう。
温泉や銭湯でムダ毛処理をするのは避けましょう。どうしてもやりたい場合は、周りに人がいない時に、浴場から出る直前にやると良いです。
足湯をした後は、タオルで綺麗に拭いて、地面や椅子を濡らさないようにしましょう。
シャワーは周りの人にかからないように静かに使いましょう。
湯船に入る時には、体を慣らすために、かけ湯をしてから入りましょう。ただし、かけ湯をする時でも、体は綺麗に洗うのがマナーです。
体の見苦しい部分はタオルなどで隠します。ただし、周りの人はそんなに気にしていないので、ガッチリ隠すとかえって変です。
湯船の中では湯口が人気の場所です。そのため、最初は湯尻から入り、徐々に湯口に近づくようにして入りましょう。
どれもそんなに難しいものじゃないですよね?
このちょっとしたことを守って、みんなで気分よく、温泉や銭湯を利用してくださいね!