電車やバスには、お年寄りや障害者のための優先席がありますよね。昔はシルバーシートなんて呼ばれていました。
この席は”優先席”という名前の通り、若者や健常者が座っても良いものです。
でも、いざ空いていても、周りの目が気になって、なかなか座りづらいものですよね(^^;
世の中には、そもそも若者や健常者が優先席に座るべきではないと主張する人もいるようです。
実際には、優先席が空いていたら、どうすれば良いんでしょうか?
というわけで、今回は電車やバスの優先席のマナーを考えてみます。
もくじ
優先席が空いていたら基本は座るべき
優先席が空いていたら、皆さんはどうしますか?
私の場合は、基本的には、空いているなら座ってしまいます。
理由は次の4つです。
- 立ってると色々と邪魔だから
- 実は私は障害者だから(外見からは想像つかないですが)
- 譲るべき人が来たらすぐに譲れば良いから
- そもそも普通の席だって譲るべきだから
私の場合は、心臓の持病があるので、実際に障害者なんです。だから、文句を言われても、障害者手帳という心強い『印籠』があります。
健常者の方からしたら、堂々と座れて当然と思うかもしれませんよね。
でも、若くても健康でも疲れる時は、疲れるものです。
京浜東北線、秋葉原から座れた☺️
でも優先席😣
ごめんなさい。
座るべき人が来たら替わります😥— 残日録 (@kotajima1006) 2019年6月25日
それに車内が比較的混雑している時は、無理に立ちっ放しだと、かえって邪魔です。バスの場合は、特に立っているのは不安定で危険です。
基本的には疲れているなら、座るのが良いのではないかと思います。
満席になったら席を立つ
優先席を必要とするのは、老人だけでなく、妊婦や障害者もそうです。
しかし、妊娠初期の女性や、私のような外見からは判断できない人の場合は、こちらが気付いてあげることが難しいです。
一方で、妊婦さんや障害者の人たちは、優先席に座っている人に対して、自分から”席を譲ってください”とお願いするのは、難しいと思います。
そのようなことも考えると、座席が一杯になった場合は、優先席を立って、空きを作ってあげると良いかもしれません。
ただし、こうすることで、他の健康な人が座ってしまう可能性があるのが、難点ですが…。
ある日、3人掛けの優先席の真ん中に、座っていました。
車内は混んでいて、空いてる席はありませんでしたが、そこに一人のご年配の女性がやってきたんです。
『あっ、席を譲らなきゃ!』と思った私は、スッと立ち上がってその方に席を譲りました。そして、その方はお礼を言って、私の席に座りました。
すると、次の瞬間私の両隣に座っていた、若い男性と女性が、恥ずかしかったのかマズいと思ったのか、慌てて立ち上がって、隣の車両に移動してしまいました。いや別にそのまま座ってれば良いのに…。
周りを見ても、誰も空いた席に座る気配を見せません。
というわけで、仕方なく私がまた座りましたけどね…。席を譲ったという行いが、帳消しにされてしまったような複雑な気持ちでした(^^;
優先席に座っている人に文句を言わない!
たまに見かけるのですが、優先席に座っている若者を叱る人がいます。
でも、その人がその席に座りたいわけでもなく、周りに老人や障害者がいるわけでもありません。
この場合は、優先席に座っていても問題無いですよね?
もし、周りに妊婦さんや老人、障害者がいるのであれば、その時に初めて「譲ってあげていただけませんか?」と声をかけるのが、穏やかな対応だと思います。
今日の帰りの電車、50代後半位のサラリーマンが、「お腹大丈夫ですか?」って気を遣ってくれたうえに、優先席に座ろうとしてた人に「譲ってあげて下さい」って声かけてくれて座ることが出来ました😭✨✨感動😭✨
— えみち*32w (@jxsFiZnNo01CCHS) 2019年6月25日
こんな感じの優しくてスマートな振る舞いが、周りの人みんなを幸せにすると思います。
必要が無ければ、優先席に座っている人を叱責したり、文句を言うのはやめましょう。
優先席では眠らない
優先席でよく見かける光景が、優先席に座ったまま、居眠りをする人です。
『本当は狸寝入りなんじゃないの?』って、疑っちゃいますよね(-_-;)
優先席必要としてる人がいるのに本読んだりスマホ見たり、気付かないふりしてるのかなー。朝の満員電車に優先席の人権ない😢電車乗るのますます嫌になるー😵😵
— ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹” (@lemon_mogumogu) 2019年6月25日
他にもスマホいじりに集中しちゃったりと、色んな理由で優先席を占拠しちゃう人がいます。
いずれにしても、譲るべき人がやってきた時に、気付かないのは良くないですよね?
なるべく周りに気を配って、いつでも譲れる準備をしておきましょう。
譲って断られたら素直にまた座る
優先席が空いていても、座らない人の中には、”いざ譲らなきゃいけない人が来た時に、自分から声をかけて譲るのが恥ずかしい”という人が多いかもしれませんね。
また、もっと恥ずかしいのは、声をかけても、断られた時です。まぁ、これも良くありますよね。
そういう人には、無理に優先席に座らなくても、良いと思います。
でも、せっかくなんで、ぜひ積極的に声をかけて席を譲ってみてください。
もし、断られたら、素直に引き下がってまた席に座れば良いだけです。恥ずかしいどころか、周りの人はみんな気分が良くなるんじゃないかと思いますよ!
たまに感じるのは、席を譲られた方にもマナーがあるのではないかということです。
以前、普通の席に座っている時に、妊婦さんが前に来たので、声をかけて席を譲ろうとしたんです。でも、彼女は迷惑そうな顔をして「結構です…大丈夫です」と小声で断りました。
なんか悪いことしちゃったのかなと思って、後味の悪さが残りました…。
もちろん、譲られる必要が無いこともあると思います。
でも、基本的には譲られたら、その好意を受け取っていただけたらと思います。
もし、断る時は「次で降りるので」とか「いえいえ、私は少し運動が必要なので」みたいなポジティブな理由にしていただけると、譲る側も譲りやすいかなと思います。
まとめ
今回は電車やバスの優先席のマナーを考えてみました。
最後に簡単にまとめておきますね!
- 優先席が空いていたら基本は座るべき
- 満席になったら席を立つ
- 優先席に座っている人に文句を言わない!
- 優先席では眠らない
- 譲って断られたら素直にまた座る
優先席が空いていたら、基本的には座るのが正しいです。譲るべき人が来たら、速やかに譲りましょう。
ニーズがある人の中には外見で気付きにくい人もいます。そんな人のために、混雑してきたら優先席を空けるようにしましょう。
優先席は誰でも座れる席です。必要が無ければ優先席に座っている人に、文句を言うのはやめましょう。
ニーズがある人が来た時に、気付くことができるように、優先席では眠ったり、スマホに集中し過ぎたりすることがないようにしましょう。
譲るのを恥ずかしがらないようにしましょう。譲って断られたら、素直に引き下がって、また席に座り直しましょう。
優先席は、基本的に誰が使っても良い席です。
座る時は座り、譲る時は譲るようにして、優先席を上手に使ってくださいね!