普段、何も気にせず上ったり下りたりしている階段にも、やっぱりマナーが存在します。
結構細かいものが多いので、普通に生活していると、知らないものが結構多いんです。
特に仕事の時などは、あまりお客さんと階段を上り下りすることも少ないと思います。突然、階段を利用する時なんかには、あらかじめ知識が無いと、正しい振る舞いができないかもしれません。
いざという時のために、マナーの知識を頭の中に入れておくことは、重要ですよね!
というわけで、今回は階段を上り下りする時のマナーを紹介します。
もくじ
足音は静かにする
階段は音が響きやすい場所です。そのため、ちょっと足音が騒音になって、周りの迷惑になることがあります。
仕事中などは、革靴など、底が硬くて足音が出やすいことが多いと思います。
そのような時には、特に注意して、足音が迷惑にならないように、静かに上り下りしてみてくださいね。
走って上り下りしない
階段を走って、上り下りするのはやめましょう。
単純に自分も周りの人も、危険だからです。
足音も大きくなるので、走るのは二重の意味でNGです!
階段を一段抜かしで上る人が、たまにいますよね。目的は早く移動するためや、トレーニングのためのだと思います。
でも、これはあまり意味が無いのだそうです。
移動速度に関しては、確かに少し早くなるのですが、体の負荷が大きいので、すぐに疲れてしまいます。
また、トレーニング効果に関しては、一段抜かしの方が確かに負荷は大きいです。しかし、上りきるまでの時間が、一段ずつの方が長いため、結果的に消費カロリーは、一段ずつ上った方が多いのだそうです。
誰かと一緒に歩いている時も、一段抜かしは見た目が良くないですね。こう考えると、階段を一段抜かしで上るメリットは無さそうです(^^;
知っている人とすれ違う時には挨拶する
階段で知っている人とすれ違う時には、挨拶をするのがマナーです。ていうか、これは階段に限らずですね(^^)/
職場であれば「お疲れ様です」で良いと思います。
相手に同行者がいる時など、あまり声をかけない方が良さそうな場合は、軽く会釈するのでも良いと思います。
最短距離を行けるように譲る
目上の人と階段ですれ違う時には、相手が最短距離を行けるように譲ります。
通常は階段の内側の方を空けて、相手を通してあげると良いです。
もし、相手が扉から外に出ようとしている場合は、扉への道を空けて譲るようにします。
相手の行き先を判断して、素早く最短の道を譲ってあげてください。
上る時も下りる時も常に自分が下
仕事のお客様など、目上の人を案内する時には、常に自分が下に位置するようにします。
これは相手よりも目線が下になるようにして、へりくだる意味があります。
また、相手が躓いたり転んだ時に、支えたり、保護することもできます。
これはビジネスシーンでは、必ず覚えておきたいマナーですね。
横並びになる時には目上の人を手すり側にする
横並びになりたがる人の場合は、相手が手すり側になるようにします。
こうして、相手が上り下りしやすいように配慮します。
手すりが無い階段の場合は、移動距離が少なくなるように、相手が内側になるようにすると、良いと思います。
急いでいる人には道を譲る
階段を上り下りしていると、後ろから人が追い付いてくることもあるかもしれません。
そのような場合は、差支えが無ければ、一旦立ち止まって、道を空け、先に行かせてあげると良いです。
その方が自分もその人も、気持ち良く移動する事ができるはずです。
まとめ
というわけで、今回は階段の上り下りのマナーを紹介しました。
もう一度おさらいしておきましょう!
- 足音は静かにする
- 走って上り下りしない
- 知っている人とすれ違う時には挨拶する
- 最短距離を行けるように譲る
- 上る時も下りる時も常に自分が下
- 横並びになる時には目上の人を手すり側にする
- 急いでいる人には道を譲る
階段は音が響く場所です。騒音にならないように、意識して静かに上り下りしましょう。
自分も他人も危険なので、階段では走って上り下りしないようにしましょう。
知っている人とすれ違う時には、挨拶や会釈をしましょう。
目上の人とすれ違う時には、相手が最短距離を行けるように、道を譲りましょう。
お客さんや目上の人と一緒の時には、上る時も下りる時も常に自分が下にいるようにしましょう。
目上の人と横並びで、階段を上り下りする場合は、相手が手すりがある方になるようにしましょう。
後から急いでいそうな人が来たら、道を空けて先に行かせてあげましょう。
階段を上り下りするだけでも、色んなマナーがあるんですね~。
マナーを気にする必要がある人と、階段を上り下りする機会ってそんなに無いかもしれません。
でも、覚えておくと、いざという時にクールに振舞うことができますよ!
ぜひ、覚えておいてくださいね(^^;