温泉や銭湯のマナーの中で、意外に知らない人が多いのが、湯船に髪の毛を入れてはいけないというものです。
知らずに銭湯で、長い髪の毛をお湯に浸していたら、常連客から怒られたなんてことがニュースになっていました。
でも、いったいなぜ、お湯の中に入れちゃいけないんでしょうか?
調べてみると、髪の毛には埃や雑菌が付着しているからなんて、堂々と書いているサイトがありました。でも、ちゃんと洗った髪の毛は、十分清潔です。
ていうか、体の中には、髪の毛以上に不潔な部分はたくさんあります。そのような部分は、普通にお湯の中に浸かってますよね?
正しい理由を知らないと、温泉や銭湯も、楽しむことができませんよね!
というわけで、今回は温泉や銭湯に入る時に髪の毛をまとめる理由をお伝えします。
もくじ
洗った髪の毛は清潔!
温泉や銭湯に入る時に、髪の毛をまとめることがマナーなのは、なぜでしょうか?
多くの人は、汚れや雑菌が付着している不潔なものだからと、誤解しています。
もちろん、洗ってない髪の毛を湯船に入れるのは、不潔なのでNGです。でも、綺麗に洗った髪の毛は、十分綺麗です。
洗った髪の毛でも不潔だというのであれば、実は湯船のお湯の方が、遥かに不潔です。
湯船は不特定多数の人が、出入りするため、汗や埃、雑菌がたくさん漂っています。もしかしたら、かけ湯すらしないで入ってる人もいます。
洗った髪の毛と、洗ってない体は、どっちの方が不潔なんでしょうか?考えれば、誰だって分かりますよね?
では、本当の理由って何なのでしょうか?
髪の毛を湯船に入れちゃいけない理由
髪の毛をお湯に入れることは、なぜ嫌われるのでしょうか?
主な理由は、この3つです。
- 髪の毛が絡みつくから
- シャンプーやリンスの成分が残っているから
- 掃除の手間を減らすため
どれも聞いてみると、確かにそうだなと思えることばかりです。
それぞれ、簡単に解説しますね。
髪の毛が絡みつくから
一番の理由は、抜け落ちた髪の毛が、お湯の中を漂って、他の人に絡みつくからです。
お湯に浸っちゃうほどの髪の毛は、かなりの長さです。それがお湯の中を漂えば、他人の体に絡みつきやすくなります。
これは綺麗とか不潔とかとは、関係無く不愉快ですよね。
シャンプーやリンスの成分が残っているから
シャンプーやリンス、コンディショナーには、保湿成分や油分などが含まれています。
洗った後の、髪の毛をお湯に浸すとそのような成分が、お湯の中に溶け出してしまいます。
タオルをお湯に浸しちゃいけない理由にも、似たようなものがありましたね。
しかし、溶けだすと言っても、かなり濃度が薄いので、実際には何の影響も無いはずです。
とは言え、不快に感じ人がいるのは事実なので、トラブルを避ける意味でも配慮した方が良いと思います。
掃除の手間を減らすため
髪の毛は排水溝に詰まりやすく、掃除が大変ですよね。
特に長い髪の毛は、厄介です。この大変さは自分の家のお風呂掃除をしていれば、誰だって分かると思います。
施設の方たちが少しでも掃除しやすくなるように、配慮しましょうね。
さて、髪の毛をまとめる理由が分かったら、次は実際のまとめ方を知りたいですよね?
というわけで、公衆浴場でおすすめの髪の毛のまとめ方を紹介します。
髪の毛のまとめ方
単にお湯に入らないようにするだけなら、ゴムでまとめたり、シャワーキャップやバスタオルを使うだけで十分です。
でも、もうちょっと可愛らしいまとめ方が良い方もいるかもしれませんね。
そんな方におすすめの動画を見つけました。
ゴムやクリップを使って、簡単にできるので、試してみてくださいね。
まとめ
というわけで、今回は温泉や銭湯で、髪の毛をまとめる理由を紹介しました。
もう一度、おさらいしておきますね。
- 髪の毛はお湯に入らないようにまとめる
- 湯船に頭を浸さない
お湯の中を漂う髪の毛は、他人に絡みついたり、排水溝を詰まらす原因になります。湯船に入る時は、髪の毛がお湯に入らないように、まとめましょう。
どんなにテンションが上がっても、お湯に頭を浸したり、湯船に潜ったりしないようにしましょう。
ちゃんと洗った髪の毛は清潔です。でも、実際には違った意味で嫌われる行為なわけです。
誰よりも自分自身が気持ち良く、入浴するために大切なことなので、髪の毛を湯船に入れないように注意しましょうね!
他にも、温泉や銭湯には知らないと、トラブルになりかねないマナーがいっぱいです。
この記事では、様々なマナーを紹介しているので、ぜひご覧になってくださいね(^^)/